パオアン族（保安族）

◆人口／　

人口は１萬６５０５人。

◆地域／　

主に甘粛省積石山のパオアン族?トンシャン族?サラ族自治県に分布し、少數(shù)は甘粛省臨夏回族自治州と青海省循化県に分布している。

◆言語／　

パオアン族の人たちはパオアン族の言語を使用しており、この言語はアルタイ語系、蒙古語派に屬する。大多數(shù)のパオアン族の人たちは漢語に精通している。 パオアン族の人は漢語をコミュニケーションの手段としている。

◆宗教／　

パオアン族の人たちはイスラム教を信仰している。

◆歴史／

明代の萬暦年間に、青海省同仁地區(qū)にパオアン営が置かれ、パオアン城が築かれた。パオアンは地名からきたものである。彼らは元代、明代の頃から、青海省の同仁地區(qū)に居住するイスラム教を信仰する一部の蒙古族、および回族、漢民族、チベット族、トウ族と長期にわたって付き合ってきた。封建的な農(nóng)奴主の抑圧を受けたため、パオアン族の人たちは現(xiàn)在のパオアン族が唯一集中的に居住している地區(qū)――甘粛省積石山パオアン族、トンシャン族、サラ族自治県大河家郷の三つの村に移住することになった。

◆文化／　

パオアン族の人々は主に農(nóng)業(yè)に従事し、少數(shù)の人たちが牧畜業(yè)と手工業(yè)に従事している。小麥、とうもろこしを用いた饅頭や揚げパンを主食としている。肉は羊、鶏、牛肉を食べる。お正月以外は、イスラム教と変わらない祭りを行っている。昔、ポオアン族はイスラム教以外の民族と通婚しないという風(fēng)習(xí)があったが、現(xiàn)在そのような風(fēng)習(xí)は薄れている。