2010年2月15日、新華網(wǎng)によると、中國(guó)農(nóng)業(yè)大學(xué)の研究者らが「中國(guó)農(nóng)業(yè)科學(xué)」誌に論文を掲載。世界的な地球溫暖化が中國(guó)の耕作制度と食糧生産量に影響を與え、溫暖化に伴って多毛作が行える地域が北上しているという。

【その他の寫(xiě)真】

國(guó)連「気候変動(dòng)に関する政府間パネル」（IPCC）は第4次評(píng)価報(bào)告を発表、過(guò)去100年で地表溫度は0．74度上昇し、特に北半球の高緯度の地域で明らかだとした。中國(guó)では1980年代半ば、各地の気象臺(tái)におけるデータに基づき耕作に関する気候區(qū)畫(huà)を行い、各地に適切な栽培方法を定めてきた。そのため、気候変動(dòng)の影響は研究者間の課題になっていた。

この課題に答えたのが、楊暁光（ヤン?シャオグアン）、陳阜（チェン?フー）中國(guó)農(nóng)業(yè)大學(xué)両教授らの研究成果。1951年?80年までのデータと溫暖化が進(jìn)んだ81年以降のデータを比較すると、陝西?山西?河北?遼寧各省及び北京市で、二毛作が行われる地域が北に移動(dòng)していることが明らかになった。湖南?湖北?安徽?江蘇?浙江各省での三毛作地域も同様。生産物を問(wèn)わずに一毛作が二毛作となった場(chǎng)合、生産量は54?106％増加、二毛作から三毛作では27?58％増加する。

同時(shí)に、1951?80年のデータと1981年?2007年のデータを比べると、遼寧?河北?山西?陝西?甘粛?青海各省と寧夏回族自治區(qū)、內(nèi)モンゴル自治區(qū)では冬小麥栽培可能地域が西北方向に拡大し、特に河北省では平均して25％増産した。他に江蘇?湖北?湖南?安徽各省では稲の二期作の範(fàn)囲も北上、増産された。（翻訳?編集/小坂）