人民元レート、5％前後の切り上げを予測―投資銀エコノミスト

2010年2月16日、米通信社ブルームバーグによると、世界最大手投資銀ゴールドマン?サックスのチーフエコノミストであるジム?オニール氏は「中國政府は景気過熱を抑制するため、人民元レートを5％前後切り上げる可能性がある」との見方を示した。網(wǎng)易財(cái)経が伝えた。

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この見方は、12日に中國人民銀行が預(yù)金準(zhǔn)備率の引き上げを発表したあとに、オニール氏がブルームバーグ社からの電話取材を受けて答えたもの。それによると、中國経済は現(xiàn)在年率12?14％のスピードで成長しており、年間の成長率は11．4％になると予測されている。中國政府は何とかして過熱する経済を減速させ、インフレ圧力を抑えなければならならない。そのため政府は、人民元レートを5％前後切り上げる準(zhǔn)備をすでに終え、隨時(shí)実行する可能性があると語った。

一方、オバマ米大統(tǒng)領(lǐng)は、米ビジネス誌?ビジネスウィークのインタビューに答え、「米國は今年、人民元切り上げ問題について中國と真剣に話し合っていく」と語った。同記事によると、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は「人民元の切り上げは中國の利益に見合う。なぜならば、中國経済は過熱しすぎているから」と述べたという。

オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は今月3日の演説の際にも、「中國などアジア地域は引続き米國の大きな輸出市場となる」とした上で、「為替レートの問題を必ず処理し、米國製品が競合上、巨大なる不利要素への直面を避ける必要がある」と指摘していた。これを受けて中國外交部の馬朝旭（マー?チャオシュー）報(bào)道官は4日、「人民元レートは米國の貿(mào)易赤字の主要原因ではない」と反論。

記事は「中國が人民元レートを引上げる最大の要素はインフレ」と指摘し、「現(xiàn)在、中國は人民元の切り上げを行う可能性がある」と結(jié)んでいる。（翻訳?編集/HA）