2010年2月15日、米國(guó)営放送局ボイス?オブ?アメリカ （中國(guó)語版）によると、中國(guó)は改革開放政策から20年で急速な発展を遂げたが、その一方で環(huán)境への取り組みが立ち後れていることから、土壌や大気、水質(zhì)など一連の環(huán)境問題が深刻化している。農(nóng)地の土壌劣化も深刻だ。

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中國(guó)農(nóng)業(yè)大學(xué)の張福鎖（ジャン?フースオ）教授の研究グループは1993年から中國(guó)各地の土壌調(diào)査を続け、化學(xué)肥料の使用過多によって農(nóng)地の土壌に深刻な酸化現(xiàn)象が引き起こされていることをつきとめ、このほどアメリカの科學(xué)雑誌に論文を発表した。

例えば被害の深刻な湖南省では土壌が完全に酸性化し、もはや植物や作物が育たなくなっている。アルカリ性土壌だった北部一帯でも、pH値が急激かつ大幅に下降。これは自然現(xiàn)象ではあり得ないスピードで、その原因としては長(zhǎng)期的に窒素肥料を使用したためだと張教授は指摘する。土壌のpH値が下降すると植物の根が育ちにくくなり、養(yǎng)分の吸収力が弱まる。蟲害も発生し、それを抑制するためにさらに農(nóng)薬を散布する。するとまた別の被害が発生する、との悪循環(huán)に陥る。また、土壌が酸化すると地中のカドミウムや鉛などの重金屬が活性化し、現(xiàn)在のところ農(nóng)作物による人體への被害は証明されていないものの、もしこれらが體內(nèi)で中毒癥狀を引き起こせば、腎機(jī)能不全や骨粗しょう癥、生殖機(jī)能異常などを引き起こすことになる。

張教授はこの問題に対し、政府による農(nóng)業(yè)従事者への啓蒙や資金援助などの施策が重要と主張する。農(nóng)業(yè)従事者らに窒素肥料の弊害を理解させるとともに、土壌回復(fù)に効果的な石灰散布を奨勵(lì)し、その資金を援助することが良策としている。（翻訳?編集/岡田）