2010年2月28日、中國(guó)では今年の春節(jié)（舊正月）に中央テレビ（CCTV）でドキュメンタリー番組「敦煌」が放送され、このシルクロードのオアシス都市に対する関心が一気に高まっているが、華字紙?日本新華僑報(bào)は「日本人は『敦煌學(xué)』で中國(guó)より進(jìn)んでいると自負(fù)している」と紹介した。以下はその概略。

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ドイツの哲學(xué)者ヘーゲルは「教養(yǎng)のある歐州人にとって、古代ギリシャは懐かしい故郷のような存在」と言ったが、日本人にとっての中國(guó)も同じような存在なのだろう。竹下登元首相は敦煌を訪れた際、「中國(guó)は日本文化の源で、日本人の精神的故郷」と感激した様子だった。日本人はシルクロードや敦煌と聞いただけで深い郷愁に駆られるのだという。海部俊樹元首相も「敦煌に行かなくては、教養(yǎng)がある人間とは言えない」とまで述べている。

日本は敦煌に関する研究が盛んで、文獻(xiàn)の數(shù)も豊富だ。それに比べ、中國(guó)は現(xiàn)存する文獻(xiàn)がほとんどないため、海外から高値で買い戻しているのが現(xiàn)狀。中國(guó)敦煌研究院という機(jī)関が存在するが積極的な研究をしているとは言えず、商業(yè)的な活動(dòng)にも手を出していることから、日本人からは「敦煌商業(yè)院」と皮肉られている有様だ。

どちらにしろ、中國(guó)の研究者は日本の方が進(jìn)んでいるかどうかにこだわらず、日本の研究成果を參考にしない理由はどこにもないだろう。それが両國(guó)の敦煌學(xué)にとって、有意義な結(jié)果をもたらすことにつながるはずである。（翻訳?編集/NN）