2010年2月28日、米紙?ニューヨークタイムズ紙が「真っ赤なハイウェイ」という記事を掲載した。96年から中國(guó)に滯在し、フリージャーナリストとして活躍するピーター?ヘスラー氏が自身の運(yùn)転で首都の北京から內(nèi)陸のゴビ砂漠までを旅し、自らの肌で體感した中國(guó)の変化や、旅を通じて深めた中國(guó)社會(huì)への考察を紹介した。環(huán)球時(shí)報(bào)の1日付の報(bào)道。

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米國(guó)出身のへスラーさんは1996年、四川省の田舎町に教師として赴任。同時(shí)に、米誌?ナショナルジオグラフィックに寄稿するなどジャーナリストとしても活動(dòng)している。また、「中國(guó)三部作」として中國(guó)での生活をつづったエッセイ「リバー?タウン(River Town: Two Years on the Yangtze)」などを出版し注目されている。今回出版したエッセイ「カントリー?ドライビング(Country Driving: A Journey Through China from Farm to Factory) 」はその最終章として、自動(dòng)車の旅を通じて得た経験から、中國(guó)の自動(dòng)車文化や中國(guó)人の行動(dòng)様式、社會(huì)の変化などを鋭く分析している。

中國(guó)では近年、高速道路網(wǎng)が急速に充実するようになり、農(nóng)村から都市への人口移動(dòng)や都市化を加速させる一因にもなっている。これを「人類史上最大規(guī)模の人口移動(dòng)」だとヘスラーさんは指摘し、道路網(wǎng)の発達(dá)が國(guó)民生活に與えた影響を著書でつづった。著書では「中國(guó)ほど運(yùn)転がエキサイティングな場(chǎng)所はない」とし、交通ルールを全く無(wú)視した運(yùn)転文化を紹介。いわく、信號(hào)無(wú)視や歩行者道への侵入、右車線からの追い越し、極度に狹い車間距離、果ては高速道路の入り口から逆走して出てくる自動(dòng)車がいることまで言及した。そして、こうした「規(guī)則などすべてお構(gòu)いなし」の常識(shí)は、車の運(yùn)転だけでなく、社會(huì)の急変に対応する中國(guó)人の処世術(shù)にも通じているとした。

ヘスラーさんはしかし、こうした中國(guó)人の行動(dòng)様式について「われわれとなんら変わるところはない」と感じている。変化の激しい社會(huì)に対応するために自分の知識(shí)は頻繁に更新しなければならず、常に臨機(jī)応変であることが必要とされるため、自然な順応だと分析している。

また、中國(guó)の自動(dòng)車文化は歴史が淺いものの、10年以內(nèi)に高速道路の敷設(shè)距離は米國(guó)を上回ると予想され、自家用車を所有する人も急速に増えるという。（翻訳?編集/岡田）