2010年3月2日、中國(guó)各地の新聞13紙が、異例の共同社説を一斉に掲載し、近く開(kāi)會(huì)する全國(guó)人民代表大會(huì)と全國(guó)政治協(xié)商會(huì)議（両會(huì)）の代議員に対し、職権を行使して戸籍制度改革を迅速に実現(xiàn)するよう呼び掛けた。2日付シンガポール紙?聯(lián)合早報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

中國(guó)の戸籍制度は、國(guó)民を都市部と農(nóng)村部の2種類に分けて登録させる。一種の身分制度で両者は固定され、農(nóng)村部から都市部へは簡(jiǎn)単には移せない。起源は建國(guó)直後の1951年にさかのぼり、近年は改革を求める聲も強(qiáng)い。13紙は代議員に対し、戸籍改革のタイムスケジュールを出すよう職権を行使して中國(guó)の行政府に促せと主張している。

社説は「わが億萬(wàn)の國(guó)民が地域の南北、都市農(nóng)村の區(qū)別なく、就職?醫(yī)療?養(yǎng)老?教育?自由な移転の権利を與えられるよう望む。數(shù)十年にわたる悪政はわれらの世代で終わらせてもらいたい。後の世代には憲法が保障した自由、民主、平等の神聖な権利を與えよ」とした。

社説は、「経済観察報(bào)」から始まり、11の省?自治區(qū)?直轄市で順次転載された。新聞13紙の他、新浪網(wǎng)、鳳凰網(wǎng)、経済観察網(wǎng)などネットメディアも転載した。（翻訳/編集　東亜通信）