2010年3月2日、ロシアメディアが報(bào)じた「中國(guó)はロシアと北極を爭(zhēng)う構(gòu)え」と題した記事を中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)が3日付で紹介した。以下はその概要。

【その他の寫(xiě)真】

中國(guó)は北極圏における自身の地位を固める計(jì)畫(huà)を立てている。しかし、彼らは最初はできるだけ慎重に行動(dòng)する。なぜなら北極への進(jìn)出は、北極に利害関係を持つロシア、カナダ、米國(guó)、ノルウェー、デンマークの5か國(guó)の強(qiáng)烈な不満を招く恐れがあるからだ。

ストックホルム國(guó)際平和研究所（SIPRI）は今月1日、「中國(guó)、氷なき北極へ進(jìn)出準(zhǔn)備」と題したレポートを発表した。それによると、中國(guó)政府は北極海の氷が溶けるにつれて出現(xiàn)した鉱物資源を狙って新たな航行ルートの獲得を狙っており、上海とドイツ?ハンブルクを結(jié)ぶ新ルートを制定したいとの希望を持っている。同ルートは全航程がわずか6400kmで、海賊行為が活発化している従來(lái)のスエズ運(yùn)河経由ルートを採(cǎi)用することで、輸送コストが10倍以上にもはねあがる高額な保険費(fèi)を省くことができ、運(yùn)送費(fèi)を非常に安く上げることが可能になる、と指摘している。

一方、ロシアの國(guó)営船社?ソブコムフロットの責(zé)任者は、英紙フィナンシャル?タイムズが発表した「中國(guó)は北極ルートを介した貿(mào)易運(yùn)輸を準(zhǔn)備中」とのコラムに対し、中國(guó)船が北方水域を航行することは好ましくないと主張した。

同社は今年7月に、ロシア?ムルマンスク州カンダラクシャから日本に向けて、砕氷船2隻を帯同したタンカーの運(yùn)航計(jì)畫(huà)を立てており、これが成功すれば貿(mào)易船舶による初の北極海航路の運(yùn)航となる。これによってロシアは“移動(dòng)可能なパイプライン”を手に入れることになり、同國(guó)から中國(guó)も含めた東アジア諸國(guó)への石油や天然ガスの輸出ルート縮小が実現(xiàn)する。

同社の責(zé)任者は「北極海を利用した貿(mào)易航路はロシアの手中にあるべき」と語(yǔ)り、「対外開(kāi)放しないという意味ではないが、中國(guó)はロシアの生態(tài)環(huán)境と航行規(guī)則を遵守しなければならない」と警告している。（翻訳?編集/HA）