2010年3月9日、中國紙?環(huán)球時報はコラム記事「日本は20年で『農(nóng)民工』問題を解決した」を掲載した。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

中國経済はますます拡大を続け、今年は國內(nèi)総生産（GDP）で日本を追い抜くほどの勢いだ。日本が中國と違う點は都市のどこにも「農(nóng)民工」（出稼ぎ農(nóng)民）の姿が見えないこと?！溉毡兢隙际肖绒r(nóng)村の區(qū)別がない」「日本の農(nóng)家は金持ちだ」などと日本人が自慢げに話すのをよく聞くが、その言い方が正しいかどうかは別にして、日本が「農(nóng)民工」問題を解決した経験は中國にとって大いに參考になることは間違いない。

厚生労働省の統(tǒng)計によると、1955年?75年、毎年平均72萬5000人の「農(nóng)民工」が都市に流入し、農(nóng)業(yè)以外の仕事に従事?！皋r(nóng)民工」が総就業(yè)者數(shù)に占める割合は64％に達(dá)した。うち建設(shè)業(yè)や製造業(yè)で働く人が大半で、9割が獨身の若い男性だった。今の中國と似ているのは、日本の「農(nóng)民工」も當(dāng)時は給與や保険などの待遇面で不平等な扱いを受けていたこと?！袱袱蠓巍工胜嗓温殬I(yè)病で命を落とす人もいた。

だが、日本は20年の歳月をかけて、この「農(nóng)民工」問題を解決した。では一體、どのように取り組んできたのか？まず、日本の戸籍制度では「農(nóng)民工」は自由に移動ができる。日本には「都市戸籍」と「農(nóng)村戸籍」は存在しない。また、日本は低所得層向けの公営住宅が充実しているが、これも當(dāng)初は「農(nóng)民工」向けに建てられたものだった。

日本では都市で働く「農(nóng)民工」も全員、社會保険、年金、雇用保険、労災(zāi)保険への加入が義務(wù)付けられている。一見すると企業(yè)の負(fù)擔(dān)が大きいように感じるが、実はこれが企業(yè)の労働力確保につながり、労働爭議の防止にもつながる。また、日本の児童?生徒は中國と違い、戸籍に縛られず転校することができるのも良い點だ。

注目すべきは、こうした制度は日本経済が発展した後に実施されたものではなく、経済成長とともに少しずつ整備されてきたこと。このような取り組みがあったからこそ、日本経済が大きく飛躍したといっても過言ではないだろう。（翻訳?編集/NN）