2010年3月10日、中國では2050年に60歳以上の高齢者人口が4億人を超え、國民4人に1人の割合に達(dá)すると推計されている。高齢化が加速し、「富むよりも先に老いる」問題の突出が改めて注目されている。中國新聞社が伝えた。

【その他の寫真】

中國人民政治協(xié)商會議全國委員會人口資源環(huán)境委員會の張黎（ジャン?リー）副主任によると、中國は1999年に高齢化社會に入り、現(xiàn)在はすべての年齢層の中で高齢者人口の増加が最も著しく、「高齢者人口の発展期」に入っている。08年の段階で60歳以上の人口は1億6700萬人に達(dá)しており、2050年には4億人を超える見込みだという。

同委員會が09年に江蘇、山東、遼寧、甘粛などの省で行った調(diào)査で、早急に解決すべき高齢化に関するいくつかの問題が見つかった。具體的には「高齢者人口の増加と年金保障の負(fù)擔(dān)能力に関する矛盾」「労働力人口の減少と被扶養(yǎng)人口の増加の矛盾」「人口流動化の加速と家庭に殘された高齢者の世話人不足の矛盾」「高齢者の多様化するニーズと高齢者向けサービス未整備の矛盾」「高齢者向けのサービス?管理體制と現(xiàn)行體制の矛盾」などが挙げられた。

こうした問題に対し、張副主任は「社會保障システム制度化の完成の加速」「高齢者福祉施設(shè)機構(gòu)の確立や施設(shè)建設(shè)の推進(jìn)」「高齢者向け産業(yè)の育成と高齢者の世話?介護(hù)のための訓(xùn)練システムの確立」「行政管理機構(gòu)改革の加速」の4つの意見を提案している。（翻訳?編集/HA）