2010年3月18日、上海の東方早報(bào)は「日本のバブル経済破綻から20年、國(guó)民は失った自信を探している」という特集記事を掲載した。

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記事は自民黨の野田毅衆(zhòng)議院議員の発言を紹介。同氏は今年成人を迎える「平成元年世代」を指して、「彼らが生まれた時(shí)期の日本は株価と不動(dòng)産価格がダブルで暴落。小學(xué)2年生のころに山一證券が廃業(yè)し、高學(xué)年時(shí)には構(gòu)造改革で終身雇用や年功序列といった日本特有の伝統(tǒng)的な制度がなくなり、成人となる時(shí)期に『日本の翼』と呼ばれていたJALが破綻。トヨタ自動(dòng)車は品質(zhì)問(wèn)題で空前の危機(jī)を迎えている」として「彼らは希望のない混沌とした時(shí)代を生きてきた」と表現(xiàn)した。

さらに野田氏は「平成生まれの若者はすでに老後の不安を抱えている」と指摘する。「日本人としての自信や誇りを抱くには明日への希望が必要」と話すが、「その希望が見えないのが今の日本の現(xiàn)狀だ」と嘆く。

また、山室信一京都大學(xué)政治思想史教授は「バブル崩壊後、日本人の欲望が明らかに減少した」と話す。バブル期の日本人は物欲にまみれていたが、現(xiàn)在では完全に購(gòu)買欲を失っているという。その代わりに今の日本人は精神的充足感を求めており、伝統(tǒng)的な家族観や共同生活を重んじる社會(huì)観が復(fù)活。「どうすれば本當(dāng)の幸せを手に入れられるかを、國(guó)民が考えるようになった。その日本に再びバブルが訪れることはない」と山室教授は斷言する。

日本在住の中國(guó)人ジャーナリスト徐靜波（シュー?ジンポー）氏は、日本人と中國(guó)人の心情を比較し、「最大の違いは危機(jī)感の有無(wú)」とした。同氏はまた、日本の平成生まれ(89年?)と中國(guó)の「90後(90年代生まれ)」を比較し、「肉を食べて育った世代がスープしか食べられなくなったら“やりきれない”と感じる。逆にスープを食べて育った世代が肉を食べられるようになったら“自分は幸運(yùn)だ”と感じる」とも形容した。バブル後の苦い経験によって、「明日はない」と感じている日本人?！负镁皻荬蜗陇巧蓼煊盲恐袊?guó)の若者よりも、今の日本の若者のほうが堅(jiān)実」と、同氏は指摘している。（翻訳?編集/本郷）