2010年3月17日、中國(guó)経済時(shí)報(bào)は、山西省でのワクチン異常死事件に関する告発記事を掲載した。ワクチン接種後に死亡した子ども4人、後遺癥を負(fù)った子ども74人が確認(rèn)されたという。

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問題はB型脳炎やB型肝炎、BCGなどのワクチンの保存?管理にあった可能性が指摘されている。2005年、山西省はワクチンの管理、配送を中國(guó)衛(wèi)生部旗下の企業(yè)?北京華衛(wèi)時(shí)代醫(yī)薬生物技術(shù)有限公司に委託したが、その入札にあたっては正しい手続きがとられていなかったという。

記事を受け、山西省衛(wèi)生庁は記者會(huì)見を開き「報(bào)道は事実無根」と反論した。記事でリストアップされた後遺癥を負(fù)った?jī)雇?5人のうち10人は確認(rèn)されたが、ワクチンの異常反応が確認(rèn)されたのはわずかに1人。その児童が接種したワクチンも、記事で取り上げられた問題ワクチンではなかったという。

一方で配送センターの委託入札手続きの不備は認(rèn)めた。北京華衛(wèi)時(shí)代醫(yī)薬生物技術(shù)有限公司が支払ったリスク対策費(fèi)50萬元（約659萬円）の一部を擔(dān)當(dāng)者が著服、高級(jí)車を購(gòu)入していた事実が確認(rèn)された。擔(dān)當(dāng)者はすでに任を解かれたという。また、記事はワクチン禍を2008年の事件と伝えているが、すでに保管體制は切り替えられ、現(xiàn)在は問題がないとも主張している。

19日付の中國(guó)経済時(shí)報(bào)は「報(bào)道は全て事実であり問題があれば法的責(zé)任を負(fù)う」と発表、改めて記事の正當(dāng)性を訴えた。なお17日夜、中國(guó)衛(wèi)生部は「事件を重く見ている。ただちに調(diào)査するよう山西省衛(wèi)生庁に命じた」と発表した。

22日付香港英字紙サウスチャイナ?モーニング?ポストは、被害者の親に「これ以上、追求すると殺す」などの脅迫メール、電話があったことを報(bào)じている。脅迫を受けたのは10人以上。追求をやめれば10萬元（約132萬円）を支払うとも持ちかけてきたという。（翻訳?編集/KT）