2010年3月24日、香港紙?大公報(bào)は「蟻?zhàn)?フリーター)を育成するならブルーカラーを」と題した記事を掲載した?！钢袊未髮W(xué)が育てるべき人材は、高學(xué)歴ながら就職難や低収入に苦しみ、都市部で集団生活する『蟻?zhàn)?フリーター)』ではなく、即戦力のスキルを備えた優(yōu)秀な技術(shù)工」と主張し、現(xiàn)在の大學(xué)教育のあり方に注文をつけた。中國新聞網(wǎng)が伝えた。以下はその要約。

【その他の寫真】

今年に入ってから中國沿海地區(qū)の製造業(yè)界は人材欠如が問題となり、広東省広州市では15萬人、深セン市では80萬人が不足しているとも伝えられている。人手不足が原因で農(nóng)民工（農(nóng)村からの出稼ぎ労働者）の給料は上昇し、なかには月3000元（約4萬円）以上の収入を得る農(nóng)民工も現(xiàn)れた。一方で、大學(xué)新卒者は就職難に直面し、なんとか就職できても収入は月1000?2000元（約1萬3500?2萬7000円）あたりというのが現(xiàn)狀だ。

こうした求人?求職のミスマッチは、近年進(jìn)んでいる大學(xué)の募集定員拡大のみが原因ではなく、社會の発展に背を向け、何十年も変化しない舊態(tài)依然とした大學(xué)のカリキュラムに最大の原因がある。企業(yè)が時(shí)代遅れの教育を受けた大學(xué)生を採用すれば、即戦力としては使えず、専門人員によって長期にわたる研修を施さなければならない。また実際、大學(xué)新卒者にできる業(yè)務(wù)は高卒者でもこなせる。経験のある農(nóng)民工ならばさらに効率的に処理するに違いない。當(dāng)然、人材採用の流れは経験者重視へ傾く。

一方で、職業(yè)専門學(xué)校は企業(yè)ニーズに応じたカリキュラムを用意しているだけでなく、企業(yè)での実習(xí)、現(xiàn)場企業(yè)からの講師招聘など現(xiàn)実に即した教育を?qū)g施しており、卒業(yè)生は企業(yè)から即戦力として大歓迎されている。

大學(xué)は、社會や企業(yè)の要求に沿った人材を育てる教育課程を設(shè)置する必要がある。職業(yè)訓(xùn)練校の卒業(yè)生が引く手あまたな現(xiàn)実を見て、大學(xué)はなぜこの市場に注目しないのか？なぜ、不足している技術(shù)工を育てるための課程を開設(shè)しないのか？大量の蟻?zhàn)澶蛴皮苼I親や本人に恨まれるより、優(yōu)秀なブルーカラーの養(yǎng)成を目標(biāo)にした方が良い。これによって技術(shù)工の社會的地位が高まり、若い世代がこの職業(yè)に魅力を感じるようになれば、中國の長年の技術(shù)工不足を解決できる。（翻訳?編集/HA）