2010年3月27日、日本のメディアはこの日一斉に中國(guó)製冷凍ギョーザ中毒事件の容疑者が逮捕されたとのニュースをトップで報(bào)じた。だが、発生から2年も経ってからの犯人逮捕劇に不満や疑惑を漏らす聲も噴出している。英BBC放送の中國(guó)語(yǔ)版ウェブサイトが伝えた。

【その他の寫真】

逮捕されたのは天洋食品（河北省石家莊市）の元臨時(shí)工、呂月庭容疑者（リュー?ユエティン、36歳、河北省出身）。中國(guó)の警察によると、目撃者も複數(shù)おり、冷凍ギョーザに有機(jī)リン系殺蟲剤「メタミドホス」を混入した際に使用したとされる注射器2本も押収された。動(dòng)機(jī)は長(zhǎng)期間勤務(wù)しても給與が上がらず、正社員になれなかったことだと供述している。

だが、日本側(cè)は當(dāng)初からこうした臨時(shí)工による犯行の可能性が最も高いと見(jiàn)ていたという。鳩山由紀(jì)夫首相は逮捕の知らせに、「中國(guó)の事件解決に対する努力」を評(píng)価したが、日本メディアは一様に、目撃者が複數(shù)いたにも関わらず容疑者逮捕までに2年もかかったことに「時(shí)間がかかりすぎ」と否定的。08年1月の事件発生後、8月の北京五輪への影響を懸念してか、中國(guó)側(cè)は五輪閉幕まで國(guó)內(nèi)で大っぴらに公表せず初動(dòng)捜査が遅れたことが解決を遅らせた原因との不満もある。

さらに今回も、容疑者逮捕のニュースは國(guó)営新華社通信が一応は報(bào)じたものの、日本側(cè)の扱い方とは違い、低調(diào)そのもの。ネットユーザーの反発を極力回避したいという中國(guó)側(cè)の思惑が見(jiàn)てとれる、との反発も大きい。記事は、容疑者逮捕という大きな進(jìn)展は得たが、日本側(cè)の不満と疑惑はそう簡(jiǎn)単には消えそうもないようだと指摘した。（翻訳?編集/NN）