2010年4月1日、新華網(wǎng)は、山東省済寧市の胎児?乳児死體遺棄事件に関する記事を掲載した。犯人として霊安室職員2人が逮捕されたが、これまでも遺族による遺棄事件が相次いでいたという。

【その他の寫真】

29日、山東省済寧市郊外の洸府河橋下で、遺棄された胎児や乳児21人の遺體が発見された。調(diào)査の結(jié)果、済寧醫(yī)學(xué)院付屬醫(yī)院の霊安室職員である朱振雨（ジュー?ジェンユー）、王治軍（ワン?ジージュン）が、遺族から金を受け取った上で廃棄していたことが明らかとなった。

発見された遺體21人のうち8人には済寧醫(yī)學(xué)院付屬醫(yī)院のラベルがつけられたままだった。そのうち1人は病院で死亡しており、2人は病狀が重く助かる見込みがないと知った家族が強(qiáng)引に退院させていた。

済寧醫(yī)學(xué)院付屬醫(yī)院では患者の遺體は警察と遺族の確認(rèn)がとれるまで保存し、その後火葬すると定めている。しかし火葬には多額の費(fèi)用がかかることから家族が遺體を持ち帰るケースもある。土葬の風(fēng)習(xí)が殘っている地域もあることから、病院側(cè)は拒否できないのだが、正規(guī)の手続きを踏めば費(fèi)用がかかるとして、死亡した胎児や幼児を家族がこっそりと遺棄するケースが少なくない。

逮捕された霊安室職員は100?200元（約1370?2740円）という安価な金額で処理すると家族に持ちかけていた。家族としても人に頼んだということで心理的にも受け入れやすかったという。（翻訳?編集/KT）