2010年4月11日、広州日報は記事「見過ごされてきた都市地下空間の安全問題、有害ガスの濃度は地上の6倍」を掲載した。以下はその抄訳。

【その他の寫真】

広東省広州市政治協(xié)商會議委員、広州大學環(huán)境科學?エンジニアリング學院院長の陳迪雲(yún)（チェン?ディーユン）氏は、長期にわたり地下空間の環(huán)境汚染問題に注目してきた。地下公共空間の管理、監(jiān)督は空白狀態(tài)で、多くの場所に問題があるという。

地下駐車場、地下通路、地下街などを合わせた広州市の地下空間の面積は約761萬平方メートルに達する。調(diào)査によると、地下空間のラドン濃度は22％前後、地上の5倍以上に達する。呼吸により體內(nèi)に取り込まれたラドンは肺がん、白血病、胃がん、気道がんなど多くの病気を誘発する。

またホルムアルデヒドや揮発した有機溶剤の濃度も高く、疲れやすい、いらいらする、反応が鈍くなるなどの癥狀を引き起こすこともある。陳院長によると、調(diào)査スタッフは「今は博士（の頭脳）でも、1年も地下にいれば修士に、2年いれば學部卒になるよ」と冗談を飛ばしていたほどだとか。現(xiàn)在、中國には地下空間の空気を監(jiān)視、監(jiān)督する體制がなく、対応が急がれる。（翻訳?編集/KT）