2010年4月13日、広東省広州市でこのほど行われた女子大生に対する調(diào)査で、「玉の輿（こし）希望」とした回答者が約6割を占めたことに関し、中國(guó)紙?斉魯晩報(bào)は「この結(jié)果が反映しているのは、『現(xiàn)在の女子大生たちが道徳観に欠けている』という単純なことではなく、彼女たちが『経済狀況への不安を打破するために苦慮している』と言った方が適切である」と解説した。

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調(diào)査結(jié)果をまとめた文書の正式名稱は「広州女子大學(xué)生価値観調(diào)査レッドブック」で、今月12日、広州市婦女連合會(huì)が主催した同市初の女子大生フォーラムで発表された。それによると、「富二代」と呼ばれる富裕層の子息と結(jié)婚を希望する女子大生は59．2％に上り、その理由には「苦労をしなくてすむ」が挙げられている。

斉魯晩報(bào)は「この結(jié)果からは、現(xiàn)代の女子大生の価値観に問題があるようにも読み取れる。しかし、実際にはそれほど単純な問題でなく、彼女たちにはやむを得ないことと言う方がふさわしい」と指摘した。以下はその主張の概略。

中國(guó)の大學(xué)生のうち女子學(xué)生の比率は44％。彼女たちの多くは向?qū)W心や自己を律する志が高いが、いざ就職の段となると性差別に直面するという。ある調(diào)査では、いまだに67％の企業(yè)が性別を採(cǎi)用條件に挙げており、女子大生の80％が「就職活動(dòng)の際に性差別を受けた経験がある」と答えている。

女子大生を含めた女性の経済力は男性よりもはるかに低く、経済的な獨(dú)立は簡(jiǎn)単ではない。さらに、現(xiàn)在の多くの女子大生は「一人っ子世代」であり、將來は両親を養(yǎng)わなければならず、金銭面でのプレッシャーは男性より大きいのが現(xiàn)狀だ。こうした狀況の下、「富二代」との結(jié)婚願(yuàn)望は、ある意味で「やむを得ない」選択か。解説では、結(jié)婚は現(xiàn)狀を打破する唯一の突破口であり、その気持ちは「同情に値する」としている。（翻訳?編集/HA）