2010年4月22日、雲(yún)南省委宣伝部の伍皓（ウー?ハオ）副部長(zhǎng)が北京の人民大學(xué)で講演中、男に突然「5毛紙幣」の札束を投げつけられる事件が起きた。（注：5毛＝約7円相當(dāng)/「毛」は中國(guó)の通貨「元」の補(bǔ)助単位で、元の10分の1）。湖南省のニュースサイト?紅網(wǎng)が伝えた。

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事件が起きたのは同日午後2時(shí)（現(xiàn)地時(shí)間）ごろ。伍副部長(zhǎng)が壇上に上がり講演が始まってすぐ、観客席から駆け寄ってきた若い男が「伍皓、五毛！」と叫びながら、伍副部長(zhǎng)目がけて「5毛札」を計(jì)60枚、投げつけた。男は人民大學(xué)卒業(yè)生の王仲夏（ワン?ジョンシア、25歳）?！肝楦辈块L(zhǎng)に敬意を表したかった」と話している。講演はそのまま続けられた。

中國(guó)では數(shù)年前から、政府や地方自治體に雇われてネット上に政府寄りの発言を書(shū)き込む「ネット評(píng)論員」の存在が指摘されている。目的は、「世論を正しい方向に誘導(dǎo)するため」。その報(bào)酬が、書(shū)き込み1件當(dāng)たり5毛(約7円)であるとの噂から「五毛黨」と呼ばれ、揶揄されている。

同省では昨年、刑務(wù)所に収監(jiān)されていた若者が不可解な死を遂げた際、「死因は目隠しで鬼ごっこをしていて壁に激突したこと」とする當(dāng)局の発表に多くの疑問(wèn)が寄せられたことから、省委宣伝部などが一般のネットユーザーを加えた調(diào)査団を結(jié)成するという畫(huà)期的な取り組みが行われた。その陣頭指揮を執(zhí)ったのが、伍副部長(zhǎng)だ。

伍副部長(zhǎng)は市民との対話や情報(bào)の透明性を重視しており、このほか、自身のマイクロブログで資産の公開(kāi)を行うなど積極的な活動(dòng)を展開(kāi)している。だが、一方でこれらは単なるパフォーマンスで、実は「五毛黨」ではないかとの批判も出ていた。（翻訳?編集/NN）