2010年4月25日、AP通信は、世界の各自動車メーカーが中國市場に的を絞った乗用車を開発し始めたと報じた。環(huán)球時報が伝えた。

【その他の寫真】

記事は、中國の企業(yè)家のニーズに合った高級セダンとして日産のティアナ（TEANA）を挙げるが、その理由は十分に広い後部座席、落ち著いた外観とリーズナブルな価格設(shè)定だという。日産関係者によると、ティアナは日本ならびに全世界で販売されているものの、本來中國市場投入のために開発されたセダン。日産のカルロス?ゴーン社長も、「ティアナは間違いなく中國のための商品だ。中國の消費者はわれわれの巨大なターゲットとなりつつある」と言い切る。

日産だけではない。フォルクスワーゲンなど他のメーカーにとっても、中國市場はすでに新車開発の上で決して無視できない要素となっている。理由は簡単だ。中國は昨年、米國を抜いて世界一の自動車販売國となっており、多くのメーカーが世界的な不況による不振のなか、そのほとんどの利潤を中國市場でたたき出している現(xiàn)実もある。

ゼネラル?モーターズ（GM）は、他社に先駆けて、中國市場に焦點を合わせて新車を開発してきた。GMの高級ブランド?キャデラックも、「キャデラックCTSの2008年モデル」を中國人の好みに合わせて新設(shè)計、より広く快適な後部空間を提供したとされる。他の高級車メーカーも、より豪華さを求める中國の消費者のためにホイールベースを延長し、中國の道路狀況に合わせてサスペンションシステムを調(diào)整するなどが當たり前となっているという。（翻訳?編集/津野尾）