2010年4月26日、中國中央電視臺(tái)（CCTV）は記事「最大の海賊版DVD工場(chǎng)を摘発」を掲載した。

【その他の寫真】

4月26日は、世界知的所有権機(jī)関(WIPO)が制定した世界知的所有権の日。CCTVは中國のポルノ?海賊版摘発活動(dòng)について報(bào)じた。2009年、著作権侵害?海賊版関連の事件は9708件に上った。押収された海賊版出版物は5684萬點(diǎn)に達(dá)したという。押収された海賊版の量は、前年比40％減だった2008年に続き、25％減と減少した。當(dāng)局は取り締まり強(qiáng)化の成果が現(xiàn)れたとコメントしている。

またこの日は中國最大規(guī)模の海賊版工場(chǎng)に摘発の情報(bào)が初めて公開された。広東省中山市にあるその地下工場(chǎng)は、プラスチック工場(chǎng)に偽裝されており、プレス機(jī)など大規(guī)模な設(shè)備を整えていた。

中古で仕入れたという生産設(shè)備は1ラインあたり20?30萬元（約275?412萬円）という価格。工場(chǎng)には生産ライン2本があり、1日10萬枚もの海賊版DVDを生産していた。1枚あたりの粗利は0．2元（約2．8円）と安いが、それでも大きな利益を上げることが可能だ。

ところが事情に詳しい関係者によると、本當(dāng)の意味で最大の海賊版工場(chǎng)はこうした地下工場(chǎng)ではなく、正規(guī)のDVD製造工場(chǎng)だという。発注以上に製品を作り、海賊版として流通させることで巨額の利益を上げることができるという寸法だ。

またその関係者は、「海賊版企業(yè)にも守るべき暗黙のルールがある」と明かした。まず正規(guī)版が販売され、その後しばらくしてから海賊版が販売される。ある程度は正規(guī)版が売れるように、時(shí)間的な猶予を與えているという。（翻訳?編集/KT）