2010年4月21日、上海萬(wàn)博PRソングの盜作騒動(dòng)で改めてクローズアップされた中國(guó)の「パクリ文化」。世界四大文明の発祥の地でありながら、現(xiàn)代の中國(guó)人はなぜ「パクる」ことしか出來(lái)なくなってしまったのだろうか？英BBC放送の中國(guó)語(yǔ)版ウェブサイトが伝えた。

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岡本真夜の所屬事務(wù)所は19日、上海萬(wàn)博事務(wù)局から97年のヒット曲「そのままの君でいて」を公式PRソングに使用したいとの申請(qǐng)があり、これを快諾したことをマスコミ各社に発表した。同局はこれで、PRソングとして開幕30日前から大々的に流していた「2010年はあなたを待っている」が盜作であることを事実上認(rèn)めたことになる。

実は大舞臺(tái)での盜作騒動(dòng)は今回が初めてではない。08年には北京五輪のテーマソング「私とあなた」が、中國(guó)の著名な作曲家が05年に発表した「無(wú)覚」のメロディにソックリであることがネット上を中心に取り沙汰されている。

上海大學(xué)文學(xué)院歴史學(xué)部の朱學(xué)勤（ジュー?シュエチン）教授は、中國(guó)を席巻する「パクリ文化」は根が深いと解説する。今の中國(guó)人はモノやカネを追い求めるあまり、「文化の創(chuàng)造」を忘れてしまっている狀態(tài)だという。だが、教授によれば、これは中華民族の創(chuàng)造力が衰退しているのではない。中國(guó)は世界四大文明の発祥の地。中國(guó)人はもともと優(yōu)れた創(chuàng)造力を備えた民族であるはずだが、なぜここまで落ちぶれてしまったのだろうか？

それは、個(gè)性や獨(dú)創(chuàng)性をことごとくつぶしてきた長(zhǎng)い間の政治體制に問題があると教授は指摘する。例えば、03年ベルリン映畫祭で銀熊賞を受賞した映畫「盲井(Blind Shaft) 」(リー?ヤン監(jiān)督)。ヤミ炭坑の現(xiàn)実を赤裸々に描き、海外では高い評(píng)価を得たものの中國(guó)では上映禁止。94年のカンヌ映畫祭グランプリ受賞作品「活きる」(チャン?イーモウ監(jiān)督)も共産主義に批判的な內(nèi)容だとして同じ運(yùn)命を辿っている。

このような政治體制の下、中國(guó)人は自分の頭で考えずにモノを作ることに慣れてしまった、と教授。すべてに「拿來(lái)主義」（訳者注：外國(guó)の良いものを取り入れ自國(guó)の発展に役立てる主義、中國(guó)の有名作家?魯迅が提唱）を取り入れた方が手間は省けるし、リスクも少ないという考えだ。

だが、いつまでも「パクリ」に頼っていては超大國(guó)にはなれない。外見を取り繕っても、內(nèi)面の淺はかさは隠し通せるものではない。世界第2位の経済大國(guó)に王手をかけ、世界一も夢(mèng)ではなくなった中國(guó)。教授は、孔子を生んだ國(guó)がいつまでも安価なシャツや運(yùn)動(dòng)靴を生産しているようでは世界中から馬鹿にされた狀態(tài)から抜け出せないが、「政治體制が変わらなければ、中國(guó)人が本當(dāng)の意味で変わることはない」と訴えた。（翻訳?編集/NN）