2010年4月26日、夏季五輪の成功に続き、間もなく萬(wàn)博を開(kāi)幕させる中國(guó)。だが、國(guó)際世論がどんなに「中國(guó)繁栄論」を唱えても、當(dāng)の中國(guó)は冷靜で慎重な姿勢(shì)を崩さない。華字紙?日本新華僑報(bào)は、これを「日本と同じ轍を踏まないため」と解説した。以下はその概略。

【その他の寫(xiě)真】

上海萬(wàn)博の開(kāi)幕を控え、國(guó)際世論は「中國(guó)のさらなる繁栄」をしきりに唱えている。世界中の中國(guó)人は誇りと栄光に鼻高々といった感じだろう。夏季五輪と萬(wàn)博の開(kāi)催國(guó)に選ばれることは、その國(guó)の実力や活力、魅力のアピールになるだけでなく、その後の高度経済成長(zhǎng)も約束される。中國(guó)はわずか2年の間に両方の開(kāi)催地に決まるという快挙を成し遂げた。これは世界史上、例のないことだ。中國(guó)人が有頂天になる條件は揃っている。

だが、中國(guó)政府は冷靜で慎重な態(tài)度を崩さない。夏季五輪と萬(wàn)博の開(kāi)催は、「強(qiáng)國(guó)」への階段を一気に駆け上がることを世界に宣言するのと同じだが、中國(guó)の指導(dǎo)者は國(guó)際的な會(huì)合の場(chǎng)で、常に「中國(guó)はいまだ発展段階にある」と強(qiáng)調(diào)する。世界を主導(dǎo)したり、世界に脅威を與えたりするような「強(qiáng)國(guó)」になるだけの実力は伴っていないと言うのである。

決して中國(guó)があまのじゃくなのではない。これはあくまでも國(guó)の実情に基づいた言動(dòng)で、日本と同じ轍を踏まないための知恵でもあるのだ。日本は64年の東京五輪と70年の大阪萬(wàn)博を経て、高度経済成長(zhǎng)に突入。世界中から「世界第2位の経済大國(guó)」「米國(guó)債の最大の所有者」などともてはやされた。これで調(diào)子に乗った日本は、そのままバブルを迎え、やがて崩壊?！甘Г铯欷?0年」という大きな代償を払うことになった。

今の中國(guó)も、いびつな経済構(gòu)造、貧富の差の拡大、民生問(wèn)題など「致命的な弱點(diǎn)」をたくさん抱えている。そのため、上海萬(wàn)博は、中國(guó)が世界に學(xué)び、経済構(gòu)造の転換を促進(jìn)させ、平和を構(gòu)築し、良好な國(guó)際イメージを打ち立てる絶好の機(jī)會(huì)と言うべきだろう。（翻訳?編集/NN）