2010年4月11日、中國の著名な経済學(xué)者、呉東華（ウー?ドンホア）氏による記事「中國大旅行時代がひそかにやって來た」が中國のブログサイトに掲載された。以下はその概略。

【その他の寫真】

世界的な金融危機を経て、中國の観光地としての國際競爭力が高まっている。これまでは、「雄大な自然」や「歴史的建造物」くらいしかウリに出來るものがなく、日米歐など先進國のように交通網(wǎng)や買い物環(huán)境も整っていなかった。だが、中國は高速鉄道網(wǎng)の拡大に伴い、移動が便利になり、時間も大幅に短縮できるようになった。これがさらにインド、ラオス、モンゴル、ロシア、パキスタンなど周辺國に広がれば、陸続きで中國に旅行に來ることも可能になる。

また、中國人の消費力向上に伴い、高級ブランド市場も充実してきており、日米歐に引けを取らない品揃えとなっている。世界不況のおり、海外旅行代を少しでも節(jié)約したい人々が交通費や食費の安い中國を選ぶのはごく當(dāng)たり前のことだろう。さらに、金融都市?上海が果たす役割も大きい。上海は5年以內(nèi)に東京、シカゴ、香港に代わる國際金融都市になるとも言われており、視察に訪れる人は今後ますます増えるに違いない。

今や中國も「自然」や「歴史」を上回る魅力的な観光資源が増えている。筆者は世界中の観光客が中國を訪れる時代がひそかにやって來たと感じている。（翻訳?編集/NN）