2010年4月27日、中國國家林業(yè)局は、陝西省鎮(zhèn)坪県とその周辺での調(diào)査結(jié)果に基づき、同地區(qū)は華南トラが長期的に生存できる自然環(huán)境條件を満たしていないとの結(jié)論を発表した。これにより、07年から続いてきた「華南トラ騒動」に終止符が打たれることになった。28日付で人民網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫真】

調(diào)査の內(nèi)容は同局のウェブサイトで公表された。それによると同局は、黒龍江省野生動物研究所、東北林業(yè)大學、北京林業(yè)大學、吉林省林業(yè)科學研究院、國家林業(yè)局調(diào)査計畫設(shè)計院、國家林業(yè)局野生動物研究?発展センターの各専門家による調(diào)査チームを組織し、陝西省鎮(zhèn)坪県および周辺地區(qū)約2157平方キロメートルにわたって、華南トラなど野生動物に対する調(diào)査を行った。

その結(jié)果、調(diào)査期間中に華南トラの生存が確認できず、さらに調(diào)査チームは「當該地區(qū)の自然環(huán)境は華南トラの群れの最小単位が長期に生存できる條件を満たしていない」と結(jié)論づけた。

中國國家林業(yè)局野生動植物保護?自然保護區(qū)管理局組織の専門家もこの結(jié)論を認定した。（翻訳?編集/HA）

■華南トラ事件（07年10月）

陝西省林業(yè)庁は、農(nóng)民?周正龍（ジョウ?ジョンロン）さんが、絶滅したと思われていた野生の華南トラの寫真撮影に成功したと発表。賞金2萬元（約30萬円）を授與し、寫真を公開したが、間もなくねつ造疑惑が噴出。08年11月、周の行為は金銭目的の詐欺罪にあたるとして懲役2年6か月?執(zhí)行猶予3年の判決が下された。また、「検証もなしに寫真を認定した」として官僚13人の処分が発表された。