2010年5月3日、數(shù)々の危険な綱渡りに挑戦し、「高空王子」の異名を持つウイグル人男性のアディリさんが、北京五輪メインスタジアムの北京國家體育場（通稱「鳥の巣」）で60日間の綱渡り生活をスタートした。4日付で新京報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

今回の挑戦は、鳥の巣スタジアムの屋根を結(jié)んだ地上60m、長さ120mの綱の上を毎日5時(shí)間、命綱なしで綱渡りするというもの。挑戦初日の3日午前10時(shí)40分（日本時(shí)間同11時(shí)40分）、満場の観客が見守るなか、平行棒を手にしたアディリさんが赤い衣裝で登場。ピンマイクを通して観客に「こんにちは！」とあいさつしながら綱の上を歩きだした。

途中、「音楽はある？」とアディリさん。新疆の伝統(tǒng)音楽が流れ出すと踴る仕草を見せながら観客の手拍子を誘い、自然と歩みも軽快に。長時(shí)間の綱渡りだが、その合間にはおしゃべりをしたり、高度な技を披露したりと見る人を飽きさせない気配りも。

挑戦中のアディリさんが暮らすのは、「鳥の巣」東側(cè)の屋根に作られた9平米の生活小屋。バス?トイレ付きで家電製品も完備しており、狹いながらも2か月間快適に過ごせるようになっている。しかも電気と風(fēng)呂は太陽エネルギーだという。（翻訳?編集/本郷）