2010年5月4日、英紙フィナンシャル?タイムズ(中國語電子版)は、「中國が抱える世界最大の都市化問題への解決策を、上海萬博が示してくれるかもしれない」と報(bào)道した。

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記事はまず、米コンサル大手マッキンゼー?アンド?カンパニーが最近発表したレポート「中國、都市人口10億人の大軍を迎える」を紹介。同レポートによると、中國は2030年までに、都市人口が3億5000萬人増の10億人になる。また、2025年までには國內(nèi)の人口100萬人都市が219市に、500萬人都市が24市になると予想している（現(xiàn)在のEUで人口100萬人以上の都市はわずか35都市）。今後數(shù)10年にわたって、中國は都市化問題に直面するとの見方を示した。

続けて記事は、「こうした中、人口約2000萬人を有する上海市は、これまで都市化のためのさまざまな実験を繰り返してきたが、ほとんどが失敗に終わっている」と指摘する。その具體的な事例として深刻な汚染や緑化の遅れを挙げ、具體的には、公園や歩行者専用道が少なく、散歩が最も危険なスポーツに數(shù)えられるような都市開発狀況を指摘している。

例えば、屋臺で有名な市內(nèi)のグルメ街?呉江路は、ゴミ箱やベンチの整備が遅々として進(jìn)まず、市當(dāng)局はそのかわりに、グルメ街全體を撤去する方策を打ち出した。結(jié)果、地元グルメの老舗は姿を消し、スターバックスなど海外の大手飲食チェーンが參入。これに代表されるように、「古き良き」上海は次々と消える運(yùn)命をたどっている。

記事は「現(xiàn)在開催中の上海萬博は『より良い都市、より良い生活』というテーマで開催されており、各パビリオンでは生活を改善するための先進(jìn)技術(shù)や管理システム、インターネットの新たな応用?活用事例などが展示されている」とした上で、「過去の萬博で紹介された技術(shù)のうち、その後、世界で広く応用されて後世にまで語り継がれたのは一部のみ。一方で、先端技術(shù)の『墓場』に過ぎなかった萬博も存在する」と指摘。上海萬博が將來にわたって都市生活を改変する有益な萬博となるか、あるいはただの夢想に終わるか?！复黏à蠑?shù)十年後になってようやく分かるのかも知れない」と結(jié)んでいる。（翻訳?編集/HA）