2010年5月5日、コラムニストで教育専門家の信力建（シン?リージエン）氏は、「金正日は中國(guó)に何をしに來(lái)たのか？」と題した記事を中國(guó)のブログサイトに発表した。以下はその概略。

【その他の寫真】

北朝鮮の金正日（キム?ジョンイル）総書記が3日、4年ぶりに訪中したことを中國(guó)や日本のメディアを通じて知った。金総書記は一體、中國(guó)に何をしに來(lái)たのか？6カ國(guó)協(xié)議への復(fù)帰に関する相談か、韓國(guó)艦沈沒(méi)事件の後始末に関することか、それとも三男?金ジョンウン氏を後継者として紹介したかったのか―。これについては各方面でさまざまな憶測(cè)を呼んでいるが、最も大きな目的はずばり「金の無(wú)心」だろう。

金総書記の訪中時(shí)期に注目したい。ちょうど今は中國(guó)のすべての首脳と一度に會(huì)える絶好の時(shí)期。上海萬(wàn)博の開幕に合わせ、胡錦濤（フー?ジンタオ）國(guó)家主席、溫家寶（ウェン?ジアバオ）首相、習(xí)近平（シー?ジンピン）國(guó)家副主席らはすべて國(guó)內(nèi)に滯在中だ。この時(shí)期を選んだということは、北朝鮮がそれだけ切羽詰まった狀況だといえる。デノミ失敗と國(guó)連の制裁による経済の困窮から脫するため、緊急に中國(guó)の支援が必要なのだろう。韓國(guó)艦沈沒(méi)事件の後、韓國(guó)との関係は緊張狀態(tài)に陥り、國(guó)際社會(huì)からも疑いの目を向けられている。四面楚歌となった北朝鮮は古くからの盟友?中國(guó)にしか頼れない狀況だ。

北京の外交筋によると、金総書記の訪中に対する手土産に中國(guó)は10萬(wàn)tの食糧を無(wú)償で提供するとしている。現(xiàn)金価値にして6000萬(wàn)ドル、昨年中國(guó)から輸入した食糧（29萬(wàn)t）のおよそ3分の1にあたる。このほか、新義州経済特區(qū)や羅先港の開発など中朝國(guó)境地帯の経済協(xié)力問(wèn)題についても話し合われたとみられる。

だが、金総書記の訪中が「カネ目當(dāng)て」だという説に、中國(guó)共産黨中央黨校の張[王連]瑰（ジャン?リエングイ）教授は「中國(guó)の支援はとっくに始まっている」と否定的だ。先月12日には中國(guó)人の北朝鮮団體ツアーが解禁されたが、これも「中國(guó)からの観光客が大量に押し寄せれば北朝鮮経済が少しは潤(rùn)うかも知れない」と香港メディアが評(píng)している。（翻訳?編集/NN）

●信力建（シン?リージエン）

中國(guó)の教育家。信孚教育集団理事長(zhǎng)。広東省広州市生まれ。中山大學(xué)中國(guó)文學(xué)部卒。工場(chǎng)?銀行?政府機(jī)関などで働いた後、英國(guó)へ留學(xué)。軍人?農(nóng)民?労働者など30以上の職に就いた経歴を持つ。2006年までに幼稚園や小中學(xué)校など20校を建設(shè)、學(xué)生數(shù)は1萬(wàn)人を超える。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。