＜中國(guó)?少數(shù)民族の華＞攜帯電話で晴れ姿を撮るミャオ族の娘

中國(guó)は少數(shù)民族の寶庫(kù)である。広大で変化に富んだ國(guó)土には、漢民族以外に55もの少數(shù)民族が住んでいる。これらの民族には自らの言葉や習(xí)慣を忘れ、漢民族と全く同じ生活をしている集団もあるが、獨(dú)自の言語(yǔ)と文化を大切に守り続ける人々も數(shù)多い。中國(guó)を旅していてこうした少數(shù)民族が住む地域を訪れると、風(fēng)土に結(jié)びついた珍しい民族文化とやわらかな人當(dāng)たりに、心癒される人も多いに違いない。

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ミャオ族は人口894萬(wàn)人、主に貴州省、雲(yún)南省、四川省、広西チワン族自治區(qū)、湖南省、湖北省、広東省などに住んでいる。ミャオ語(yǔ)を話し、大きく分けて3つの方言があるという。以前ミャオ族には統(tǒng)一の文字がなかったが、1956年に4種の方言を表す表音文字を創(chuàng)出した。萬(wàn)物に霊魂があるとする原始宗教を信仰し、主に水稲やトウモロコシを栽培している。

ミャオ族といえば、祭りのときなどに見(jiàn)られるきらびやかな民族衣裝が印象的だが、衣裝の種類は言葉と同じく地域によって多種多様だ。彼らの一部は住む場(chǎng)所や衣裝によって、「ミャオ」の前に「長(zhǎng)裙?ミャオ」「短裙?ミャオ」「長(zhǎng)角ミャオ」「赤ミャオ」「黒ミャオ」などという異なる名稱がついている。中には「超短裙ミャオ（ミニスカートミャオ）」と呼ばれる人々もおり、若い女性が著る民族衣裝のスカートが、20cmしかないことからこの名がつけられたそうだ。

寫真は湖南（こなん）省湘西（シアンシー）土家族苗族（トゥチャぞくミャオぞく）自治州鳳凰（ほうおう）県の祭りの光景。美しく著飾った晴れ姿を記録しているのだろう。攜帯電話やビデオカメラを持つミャオ族女性を時(shí)々目にする。その光景を眺めていると、主に中國(guó)沿岸部の都市などで起きている急速な変化が、この內(nèi)陸の山の奧地にも及んでいることを?qū)g感する。

＜中國(guó)?少數(shù)民族の華＞シリーズでは、これからも中國(guó)の少數(shù)民族が持つ文化や伝統(tǒng)、さまざまな表情についてお伝えしていく予定だ。