2010年5月3日、米誌「Deplomacy」は、中國の臺頭によってアジア地域における米中間の競爭が激化し、周辺諸國は中國に対する態(tài)度決定を迫られると指摘した。環(huán)球時報が7日付で伝えた。

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記事は、力をつけた中國が同地域における地域覇権を求める可能性は高く、米國がそれを阻止しようとする構(gòu)図になると指摘するが、中國の地域覇権達(dá)成の道は、かつての米國と比べてはるかに難しいという見方を示した。當(dāng)時の西半球には米國以外に大國はなく、米國の勢力拡張を阻止するパワーも存在しなかった。しかし現(xiàn)在の中國周辺には日本などある程度の実力をもった強國がいくつか存在する。

さらに、中國の地域覇権実現(xiàn)は、それら周辺諸國が中國を抑止することを選ぶか、或いは中國に依存することを選ぶかにかかっていると同記事は指摘?！钢苻x諸國が抑止力になるという希望はある」と踏み込んで論じ、日本の潛在的國力と軍事力、またベトナムや10數(shù)億の人口と核兵器を有するインドなどに期待できるとの見方を示した。

だが中國も負(fù)けてはいない。穏やかな物腰で周辺諸國に対し、経済?貿(mào)易?文化などの領(lǐng)域における関係強化を進めており、現(xiàn)在のところこの戦略が効を奏している。記事は、「中國外交が粗暴なら、米政府はアジアの同盟國との強い絆を維持することが可能だが、中國が経済など『ソフト?パワー』を駆使するなら、アジア諸國が中國覇権も悪くないと考えるようになるかもしれない」と論じている。今、冷戦時以上に米國の手腕が問われているといえそうだ。（翻訳?編集/津野尾）