2010年5月10日、中國(guó)での経済格差問(wèn)題がすでに限界に達(dá)しており、一部による富の獨(dú)占や、地域や就業(yè)業(yè)種による格差が拡大の一途をたどっていると報(bào)じられた。中國(guó)経済網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

中國(guó)國(guó)家発展?改革委員會(huì)によると、社會(huì)における所得分配の不平等性を表すジニ係數(shù)が、中國(guó)では國(guó)際的に警戒水準(zhǔn)とされる0．4を10年前に超えて以來(lái)、年々上昇して0．47にまで達(dá)している。専門(mén)家はその大きな原因として、権力の集中や土地?資源?資本の獨(dú)占、関連制度の未整備や腐敗問(wèn)題などが絡(luò)んでいると指摘している。

人力資源?社會(huì)保障部労働所得研究所の蘇海南（スー?ハイナン）所長(zhǎng)によると、中國(guó)の都市住民と農(nóng)村住民の所得格差は3．3倍、業(yè)界間の格差は最大約15倍となっている。例えば、上場(chǎng)企業(yè)の管理層と一般社員が約18倍、國(guó)営企業(yè)の管理層と社會(huì)一般の平均所得の差は128倍にも上っている。また、北京師範(fàn)大學(xué)収入分配?貧困研究センターの李実（リー?シー）主任は「所得の最高層10％と最低層10％の収入格差は、1988年の7．3倍から2007年には23倍に拡大した」と研究結(jié)果を示す。

また、人力資源?社會(huì)保障部の統(tǒng)計(jì)データでは、電力?通信?石油?金融?保険?たばこなどの國(guó)営?獨(dú)占企業(yè)職員の平均給與は、その他の業(yè)界の2?3倍に達(dá)しており、給與以外の福利厚生などを考慮するとその差はさらに大きい。また、公務(wù)員の退職金は一般企業(yè)の平均額の2倍。就職活動(dòng)をする大學(xué)生が公務(wù)員の職位募集に殺到し、倍率が1000倍に達(dá)するなどの現(xiàn)象も起きており、個(gè)人の能力や努力以上に、就業(yè)業(yè)種や肩書(shū)が収入を左右する現(xiàn)狀を反映している。専門(mén)家は「政策による保護(hù)と資源の獨(dú)占による“権力の分配”が個(gè)人の権利を侵害している」とし、「権力が収入を決定する現(xiàn)象を解消すべきだ」と提言する。

さらに、正規(guī)収入以外の“灰色収入”の存在も収入格差を拡大させている?！盎疑珔搿堡趣稀⒑戏à确呛戏à沃虚gの収入を言い、制度上の不備などをついて行われる汚職、賄賂などもこれに含まれ、中國(guó)では広く行われている。都市部の高所得家庭のほとんどはこの灰色収入を得ているとの調(diào)査結(jié)果もある。

こうした狀況に、専門(mén)家は「中國(guó)の収入分配の不平等問(wèn)題はすでに“十字路”に差し掛かっている。早急に収入分配制度の改革に著手すべきだ」と指摘している。（翻訳?編集/HA）