2010年5月19日、中國(guó)新聞出版報(bào)は、中國(guó)國(guó)內(nèi)で過(guò)去2か月足らずの間に連続で6件発生した「幼稚園?小學(xué)校無(wú)差別襲撃事件」に関連し、メディアの過(guò)熱報(bào)道が類似事件を誘発しているのではないかとの見(jiàn)方を示し、専門家などの意見(jiàn)を紹介した。

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中國(guó)では、今年3月23日に福建省南平市の小學(xué)校で8人が死亡、5人が負(fù)傷した事件を皮切りに、5月12日に陝西省漢中市南鄭県で発生した幼稚園襲撃事件まで、わずか2か月足らずの間に幼稚園や小學(xué)校の無(wú)差別襲撃事件が6件も発生している。同紙はこうした狀況に対し、「メディアによる扇情的な報(bào)道が潛在的な模倣犯を刺激し、同様の事件を誘発しているのではないか？」と疑問(wèn)を呈する。

雑誌?伝媒は「事件の詳細(xì)報(bào)道は人々の“知る権利”を満たすと同時(shí)に、反社會(huì)的な人格を持った人間を刺激し、社會(huì)への報(bào)復(fù)を再演させる可能性がある」と、報(bào)道による負(fù)の影響も指摘する。また、中南財(cái)経政法大學(xué)の喬新生（チャオ?シンション）教授も「報(bào)道の自由化は、ある一定の割合で(模倣犯の出現(xiàn)という)悲劇を生む。こうした社會(huì)問(wèn)題は報(bào)道によって直接引き起こされるものではないが、詳細(xì)過(guò)ぎる報(bào)道はメディアを暴力の加擔(dān)者にさせる」と話し、“節(jié)度ある報(bào)道”を求める。

一方で、兇悪事件の報(bào)道規(guī)制については反対意見(jiàn)も多い。中國(guó)人民大學(xué)新聞學(xué)院の陳力丹（チェン?リーダン）教授は、報(bào)道の持つリスクを認(rèn)めつつも、「兇悪事件の再発を恐れて報(bào)道を規(guī)制することは、メディア業(yè)界の存在を禁止することに等しい」と反論する。

喬教授は「メディアは真実を報(bào)道すべきであるが、犯罪予備軍に情報(bào)を提供するような報(bào)道を避けるべきだ」とし、「客観的な事実に基づく報(bào)道という條件の下で、一部詳細(xì)については內(nèi)容を簡(jiǎn)略化し、報(bào)道の優(yōu)先順位やタイミングなどを適切に調(diào)整し負(fù)の影響を減らす一方で、人々の防犯措置の改善を手助けするべきだ」と指摘している。（翻訳?編集/HA）