2010年5月19日、中國社會科學院の発表した2010年版「商業(yè)白書」において、中國は今年、社會消費財の小売総額が20％前後の成長を維持し、総額15兆元（約203兆円）を超えると予測されている。毎日経済新聞が伝えた。

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中國は03?08年の5年間で消費財小売総額を5兆元から10兆元に増やしたが、今回発表された白書の予測では、08年からわずか2年の今年はさらに、5兆元増の15兆元となる。中國商務(wù)部の統(tǒng)計データでは、09年の小売総額の成長速度は1986年以來最高となっている。

特に注目されるのは自動車の販売臺數(shù)。自動車産業(yè)は中國の基幹産業(yè)となっており、09年には販売臺數(shù)が1360萬臺に達したが、白書によれば、10年には販売臺數(shù)が1500萬臺を超える見通し。また、中小都市が今後、長期的に自動車売上げ成長の主體的市場になるとも予測されている。

ただし同白書は、対GDP比における國民消費率で中國は1990年以來下降線をたどり続け、世界平均の70％に対し、約60％と低い水準であることも指摘している。（翻訳?編集/岡田）