2010年5月18日、米紙ニューヨーク?タイムズは、歐州の債務(wù)危機(jī)によるユーロ安は中國企業(yè)の歐州市場での競爭力を低下させただけでなく、人民元切り上げ問題をさらに複雑化させたと報じた。19日付で東方早報が伝えた。

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中國外交部の馬朝旭（マー?チャオシュー）報道官は同日の記者會見で、「中國は世界経済と中國経済の発展水準(zhǔn)と狀況に基づいて人民元の為替相場の仕組みを整えている」と述べた。また、24、25日に北京で開かれる米中戦略?経済対話では、中國の胡錦濤（フー?ジンタオ）國家主席とオバマ米大統(tǒng)領(lǐng)が4月12日にワシントンで行った會談に続き、米中関係のさらなる改善が見られることを期待するとも語った。

記事によれば、4月初めには情報筋が、中國の政策決定者が人民元切り上げ問題で意見を一致させ、現(xiàn)行のドルに連動させる固定相場制を止める決定を下したと話していた。その証拠に3月までは中國商務(wù)部の高官が、人民元切り上げがもたらす危険性を何度も警告していたが、意見の一致が見られた時期あたりからはそれがピタリとなくなった。

商務(wù)部の姚堅（ヤオ?ジエン）報道官は17日、「歐州連合（EU）は中國にとって最大の輸出市場。債務(wù)危機(jī)がユーロの安定に影響を與え、今年に入ってから人民元の対ユーロレートは14．5％上昇した。これが中國企業(yè)に多大なコスト上昇圧力を與えている」と述べている。人民元切り上げの実施はユーロ安がさらに進(jìn)むことを意味することから、記事は、切り上げ問題はさらに複雑化したと指摘した。（翻訳?編集/NN）