2010年5月26日、米誌フォーブスは「盜作文化が中國(guó)の革新と経済のさらなる成長(zhǎng)を脅かしている」と題した記事を掲載した。30日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。以下はその概略。

【その他の寫真】

巨額の投資と安い労働力に頼った中國(guó)経済は現(xiàn)在、イノベーションや設(shè)計(jì)、高付加価値を中心とした新たな発展モデルへの転換を図ろうと模索している。その中核を擔(dān)うのが大學(xué)のはずだが、中國(guó)の高等教育には盜作や學(xué)術(shù)的な信用性の欠如という問(wèn)題が蔓延しており、目的達(dá)成に大きな困難をもたらしている。

例えば、英文の論文を書かせた場(chǎng)合、中國(guó)人學(xué)生の多くは他人が書いた中國(guó)語(yǔ)の資料を翻訳しただけのものか、オンラインのフリー百科事典「ウィキペディア」をコピーして貼り付けただけのものを提出する。これは盜作行為で退學(xué)処分を受けるリスクがあることを?qū)W生たちが知っていたとしても、誰(shuí)にもこの悪習(xí)を斷ち切ることはできない。中國(guó)経済がなかなか新たな段階へと転換できずにいるのは、こうした風(fēng)潮が大きく影響しているといっても過(guò)言ではない。

中國(guó)の盜作や知的財(cái)産権の保護(hù)、「調(diào)和のとれた社會(huì)」の理念は、互いに複雑に絡(luò)み合った関係だと言える。中國(guó)社會(huì)に深く根ざした集団意識(shí)と、知的財(cái)産権の保護(hù)（＝個(gè)の意識(shí)）は相反しているのだ。強(qiáng)烈な集団意識(shí)が提唱する安定と調(diào)和は、裏を返せば「?jìng)€(gè)」を埋もれさせるもの。このような環(huán)境で、誰(shuí)かが所有権の帰屬を主張し、その対価を求めても、白い目で見(jiàn)られるだけだろう。

中國(guó)の學(xué)生は暗記した?jī)?nèi)容しか論文に書けない。自分なりの考えや検証の結(jié)果を結(jié)論に反映させることが出來(lái)ないのだ。大學(xué)も「なぜそうなるのか」を自分で考えさせようとしない。學(xué)生たちも「集団意識(shí)」を保つため、個(gè)人的な意見(jiàn)や疑問(wèn)は心の奧に押し込んでしまう。集団意識(shí)のもと、個(gè)人の所有権は全く尊重されないため、學(xué)生は「自ら探究すること」を無(wú)駄な努力と見(jiàn)なすようになった。

中國(guó)の経済成長(zhǎng)が次なる段階に進(jìn)むには、學(xué)生が創(chuàng)造する力を奨勵(lì)、保護(hù)する體制を整えなければ、その道のりは険しいものになるだろう。（翻訳?編集/NN）