2010年5月31日、中國青年報によると、珠江デルタのIT産業(yè)関連工場が排出する重金屬による汚染が一向に緩和されていない。

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中國の環(huán)境活動家でハルビン大學教授の馬軍（マー?ジュン）氏が設立した中國公衆(zhòng)環(huán)境センターと34の民間環(huán)境保護団體が4月26日に共同で発表した「2010年ITブランドによる重金屬汚染調(diào)査研究」が、珠江デルタの深刻な重金屬汚染の現(xiàn)狀を指摘した。また3月3日、広東省恵州市環(huán)境保護局が恵州美鋭電子科技有限公司の排出する排水を検査した際、pHが5．6、有機化合物含有量が基準値の96．9倍、浮遊物質(zhì)が基準値の32．5倍、銅?亜鉛?ニッケル?窒素?アンモニア態(tài)窒素?鉄もそれぞれ基準値の3．9?5199倍という結果が出たという。

馬氏は、重金屬を排出する産業(yè)といえば普通、鉱業(yè)、金屬加工業(yè)、捺染（なっせん）業(yè)、皮革加工業(yè)、農(nóng)薬?飼料製造業(yè)などが挙げられるが、ITの重金屬汚染問題は見過ごされることが多いと指摘する。「ITはハイテク産業(yè)だから重金屬汚染の原因となっているなど誰も考えないのだろう」と馬氏。しかし回路基板1つを造るにしても、電気鍍金（メッキ）やエッチングなどの工程で、銅、ニッケル、クロムなどの純金屬を排出するという。

廃水を直接下水道に垂れ流すIT関連工場の存在も次々と明らかになっているという。（翻訳?編集/津野尾）