2010年5月31日、広州日?qǐng)?bào)によると、珠江デルタで出稼ぎ労働者の賃金問(wèn)題などの社會(huì)的矛盾が噴出している。中國(guó)はいつまで低コストの「世界の工場(chǎng)」であり続けることができるのか。

【その他の寫(xiě)真】

記事によると、広東省東莞市のある電子部品工場(chǎng)では、一般作業(yè)員の給與が、月に29日間働き121時(shí)間の殘業(yè)をしても、手取りで642元（約8600円）に過(guò)ぎないという。また、華南農(nóng)業(yè)大學(xué)の羅明忠（ルオ?ミンジョン）教授によると、珠江デルタの製造業(yè)における作業(yè)員の平均作業(yè)時(shí)間は1日10時(shí)間以上で、経営者と労働者がそれぞれ考える給與の「必要額」に開(kāi)きがありすぎるという。

羅教授は、93年から07年の中國(guó)における労働所得のGDPに占める割合の推移を示すデータを紹介、それによると93年の49．49％から07年の39．74％にまで減少している。同教授は、それと比べて過(guò)去22年間に資本報(bào)酬の占める割合は2割も増加しており、中國(guó)の経済成長(zhǎng)による富の増大は給與所得に反映されていないとも指摘した。物価の上昇と生活コストの上昇に給與所得が追いついていない構(gòu)図だ。

そんな中、多くの工場(chǎng)が慢性の人手不足に悩む狀況が生じている。中國(guó)の貿(mào)易額のうち加工貿(mào)易高が占める割合は約50％だが、受託加工の場(chǎng)合は利益が非常に薄く、競(jìng)爭(zhēng)も激しいため、給與の引き上げも難しいのが現(xiàn)実だ。加工工場(chǎng)が受け取る利益は平均で全體の5％ほどに過(guò)ぎないという。記事は、中國(guó)が低い労働コストで世界の工場(chǎng)でいられる時(shí)代も終わりを告げようとしていると指摘した。（翻訳?編集/津野尾）