2010年5月31日、中國(guó)映畫(huà)界の09年の年間興行収入は前年比43％増の62億600萬(wàn)元（約826億円）と急成長(zhǎng)を遂げたが、一方で「質(zhì)が伴っていない」との指摘もある。北京商報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

27日に出版された中國(guó)電影家協(xié)會(huì)による10年度版の「中國(guó)電影産業(yè)研究報(bào)告」と「中國(guó)電影蕓術(shù)報(bào)告」で指摘された。報(bào)告は、昨今は都市部のシネマ?コンプレックスで高い料金を徴収し、莫大な製作費(fèi)をかけた「超大作」を見(jiàn)せる傾向が強(qiáng)いが、これが中國(guó)映畫(huà)全體のレベルを下げている元兇だとした。こうした?jī)A向は、張蕓謀（チャン?イーモウ）監(jiān)督の映畫(huà)「HERO（原題：英雄）」（02年）から始まり、今では映畫(huà)界全體が「超大作病」を患っている。

製作側(cè)は莫大な投資の回収しか頭にない。映畫(huà)館もどんどん豪華になっていくが、そのツケは全てチケット代に跳ね返ってくる。超大作がスクリーンを占拠するため、中小資本の作品が入り込む余地もない。だが、これよりもっと深刻なのは配給が都市部の豪華な映畫(huà)館に集中していることだ。地方の小都市では10年以上映畫(huà)が上映されないという事態(tài)も起きている。例えば北京市の人口は都市人口全體の2％に過(guò)ぎないが、興行収入は全國(guó)の13％を占めた。

報(bào)告は、「誰(shuí)でも気軽に映畫(huà)館に足を運(yùn)べるようでなければ、健全な映畫(huà)市場(chǎng)とはいえない」とし、一部の金持ち向けに超大作を作る“貴族路線”を変更し、農(nóng)村部にも配給できる作品を多く製作すべきだと指摘した。（翻訳?編集/NN）