2010年6月4日、斎魯晩報によると、中國では70年代末と90年代初期に移民ブームが起こったが、近年3回目となる移民ブームを迎えている。今回の特徴は、「技術(shù)移民」が多いことだという。

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記事によると、現(xiàn)在約3500萬人の中國人が世界各地で生活している。また中國社會科學(xué)院の統(tǒng)計によると、中國は現(xiàn)在、世界最大の「移民輸出國」となっており、09年にはカナダへ2萬5000人、米國へ6萬5000人、08年にはオーストラリアへ1萬6000人が移民したという。

注目に値するのは、中國の経済発展に伴い、各國に投資することによって移民資格を得る「投資移民」が大きく増加したことだ。投資移民の最低投資基準(zhǔn)額は、米國50萬ドル、カナダ40萬カナダドル（約3200萬円）、オーストラリア80萬オーストラリアドル（約6100萬円）、シンガポール150萬シンガポールドル（約1億3000萬円）となっている。

一方、各國が人材不足の緩和のために設(shè)定した、一定の技術(shù)や學(xué)歴などを求める「技術(shù)移民」は、投資移民と比べハードルが低いため、その人數(shù)は投資移民の20倍にも達しているという。技術(shù)移民の資格を得るのは、修士以上の學(xué)歴を持ち、英語に精通し、3?5年の社會経験を有する「中堅エリート」が多いという。しかし、移民先で実際に理想の職業(yè)に著くのは難しく、大部分が「中國國內(nèi)での地位にふさわしくない」生活に甘んじることになる。

彼らは何を求めて移民するのか。彼らからは、「教育環(huán)境」「高福祉」「健康的な環(huán)境」「食の安全」「法治國家」「ステータス」などの答えが返ってくる。（翻訳?編集/HA）