2010年6月3日、中國環(huán)境保護部の張力軍（ジャン?リージュン）副部長は、中國経済の回復(fù)に伴い、中國國內(nèi)における環(huán)境汚染の狀況が悪化していることを明らかにした。米紙ウォール?ストリート?ジャーナルの報道を4日付の網(wǎng)易探索が伝えた。

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張副部長によると、中國の今年第1四半期の二酸化硫黃排出量は、輸出や國內(nèi)需要、また発電量やエネルギー使用量の増大などが影響し、前年同期比1．2％増加した。四半期ごとの前年対比で増加に転じたのは07年以來となる。中國政府は、2010年までに二酸化硫黃など主要汚染物質(zhì)の排出量を06年比で10％減の目標を掲げているが、これに黃信號が燈る形となった。

中國政府はまた、2020年に単位GDP當たりの二酸化炭素排出量を05年比で40?45％減らすと公約しているが、この狀況が続けばこの公約実現(xiàn)も危うくなる。溫家寶首相も5月、「中國の単位GDP當たりのエネルギー消費量はこれまで安定した減少を示してきたが、今年第1四半期は上昇に転じ、前年同期比3．2％の増加した」と発表している。

張副部長は環(huán)境保護の後退について、「エネルギー集約型プロジェクトの増加に加え、経済回復(fù)を優(yōu)先するあまり環(huán)境問題に対する気持ちの緩みが生じたことや、地方の環(huán)境保護局の監(jiān)督力不足」が原因だとの見解を示した。

しかし、一部の評論家は「（一時的な）中國の環(huán)境汚染の改善は、金融危機の影響によって汚染原因となる企業(yè)などが操業(yè)停止していたことによるところが大きい。汚染狀況の悪化は、経済が回復(fù)し始め、これら企業(yè)が生産を再開したからだ」との見方だ。また、「地方の環(huán)境保護局の監(jiān)督力不足」については、汚染企業(yè)を取り締まるための法的後ろ盾がないことを指摘している。（翻訳?編集/HA）