2010年6月6日、中國(guó)各地で相次いで地面が陥沒(méi)し巨大な穴が出現(xiàn)、住民らは「大地震の前觸れではないか？」と口々に不安を訴えている。瀟湘晨報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

四川省成都市でこのほど、大邑県新場(chǎng)鎮(zhèn)と崇州市懐遠(yuǎn)鎮(zhèn)で大きな穴が出現(xiàn)した。地質(zhì)學(xué)者による現(xiàn)地調(diào)査の結(jié)果、大邑県の陥沒(méi)は大量の地下水をくみ上げたことが原因であり、崇州市の陥沒(méi)は地面掘削や爆破の振動(dòng)によるものであることが判明。住民たちの危懼する「大地震前兆説」を否定しているが、奇妙なことにここ數(shù)日の間に中國(guó)各地で同じような陥沒(méi)が相次いで発生している。

4日未明、浙江省江山市の高速道路上に突如、直徑8．3m、深さ6mの巨大な穴が出現(xiàn)した。幸いこの陥沒(méi)による人的被害はなかった。専門家は「地下深層部にあった空洞がつぶれたため」とみているが、詳しい原因は現(xiàn)在も調(diào)査中だ。

さらに3日、広西チワン族自治區(qū)來(lái)賓市吉利村で巨大な穴が4か所も発生。この陥沒(méi)で多くの家屋に被害が出たほか、付近にあるダムにも亀裂が生じたため、現(xiàn)地政府は村民137世帯615人を安全な場(chǎng)所に避難させた。これら4か所の穴は4日から5日の間に深さ25m、面積は0．4平方キロメートルの大きさに拡大?，F(xiàn)在では4つの穴はほとんど繋がり、長(zhǎng)さ200mの陥沒(méi)地帯を形成しているという。この陥沒(méi)の原因や影響については同自治區(qū)國(guó)土庁が調(diào)査を続けている。（翻訳?編集/本郷）