2010年6月8日、AP通信社は、イラク戦爭での最大の受益國は「中國」だと報じた。高い経済成長を続け、石油の需要も高まる中國が石油の輸出に関してイラクとの間で合意に達した。環(huán)球網(wǎng)が9日付で伝えた。

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2003年にアメリカがイラクに対してしかけた「イラク戦爭」。これに対して最も批判的な態(tài)度をとっていたのが中國だったが、結(jié)果としてその中國が「イラク戦爭で最も大きな利益を得るところとなった」と記事は伝えている。歐米各國がイラクの石油資源に手を出しにくい狀況になっているのに対して、中國はイラクとの間でいくつもの取り決めを協(xié)議を締結(jié)しているという。

イラクは數(shù)年來の戦爭や內(nèi)亂の影響で石油生産量が240萬バレルと、2003年以前と比べて大幅に落ち込んでいるものの、今後7年以內(nèi)に1日當たり1200萬バレルにまで生産量を高める目標を掲げている。この目標の実現(xiàn)可能性は定かではないが、いずれにせよ石油生産量が向上することによる最大の受益國が中國になることは疑いないという。

エネルギー関連情報配信のプラッツ社によると、中國の今年4月時點での石油需要量は1日當たり843萬バレル。これは國內(nèi)生産量の2倍に當たり、中國が期待する中東の石油資源確保の大きさがうかがえる?，F(xiàn)在、イラク國內(nèi)でも比較的治安のよいワーシト県では、中國とイラク両國による油田の共同開発が進んでいることが確認されている。（翻訳?編集/岡田）