2010年6月9日、コラムニストで教育専門(mén)家の信力建（シン?リージエン）氏は、北朝鮮の國(guó)境警備隊(duì)の銃撃により中國(guó)の民間人3人が死亡した事件を受け、「中朝國(guó)境の銃聲は何を意味するのか」と題した記事を中國(guó)のブログサイトに発表した。以下はその概略。

【その他の寫(xiě)真】

4日、中朝國(guó)境を流れる河川?鴨緑江で銅の密輸を試みた中國(guó)船が北朝鮮の警備艇から銃撃を受け、中國(guó)人3人が死亡、1人が負(fù)傷した。だが、実はこの地域での「ヤミ貿(mào)易」は以前からの公然の秘密。北朝鮮警備兵もワイロを受け取り、見(jiàn)て見(jiàn)ぬふりをしていたのだ。それをよりによって韓國(guó)海軍の哨戒艦「天安」をめぐり、中朝関係が敏感になっているこの時(shí)期にわざわざ事件を起こすとは。これは単なる「偶発」ではないだろう。

では、北朝鮮側(cè)の真意は何なのか？それは中國(guó)への警告と韓國(guó)や米國(guó)に向けたパフォーマンスだろう?！肝摇─现袊?guó)人なんか怖くない」と言いたいのだ。これに対し、中國(guó)は北朝鮮に異例の抗議を行った。これまでは類似の事件が起きても、中國(guó)は北朝鮮からの「埋め合わせ」を受け入れ、表沙汰にはしてこなかった。だが、今回は違う。中國(guó)は、頑なに改革を拒み、核兵器で國(guó)際社會(huì)を威嚇し続けるこの「兄弟」に我慢の限界を感じ始めているのだ。

5月下旬に韓國(guó)で李明博（イ?ミョンバク）大統(tǒng)領(lǐng)と會(huì)談した溫家寶（ウェン?ジアバオ）首相は、韓國(guó)艦沈沒(méi)事件について「公平な判斷をする」ことを約束。朝鮮半島の核問(wèn)題解決にも意欲を見(jiàn)せた。これに先立ち、訪中した金正日（キム?ジョンイル）総書(shū)記には「前代未聞のトゲのある言葉」で圧力をかけている。こうした一連の行動(dòng)から、孤立を深める北朝鮮を見(jiàn)限り、國(guó)際社會(huì)と歩みを揃えようという中國(guó)側(cè)の意図が見(jiàn)えてくる。だからこそ、今回の銃撃事件ではあえて北朝鮮に正式な抗議を行ったのだ。

中國(guó)に見(jiàn)捨てられた北朝鮮の運(yùn)命はどうなるのか。今後の動(dòng)向から目が離せない。（翻訳?編集/NN）

●信力建（シン?リージエン）

中國(guó)の教育家。信孚教育集団理事長(zhǎng)。広東省広州市生まれ。中山大學(xué)中國(guó)文學(xué)部卒。工場(chǎng)?銀行?政府機(jī)関などで働いた後、英國(guó)へ留學(xué)。軍人?農(nóng)民?労働者など30以上の職に就いた経歴を持つ。2006年までに幼稚園や小中學(xué)校など20校を建設(shè)、學(xué)生數(shù)は1萬(wàn)人を超える。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。