2010年6月11日、中國経済網(wǎng)は記事「中國ビール市場は『全面陥落』の危機(jī)に陥るのか」を掲載した。以下はその抄訳。

【その他の寫真】

このほどあさひびーる重慶ビールは筆頭株主の重慶ビール（集団）有限責(zé)任公司が持つ株式のうち、12．25％をカールスバーグ香港有限公司に譲渡すると発表した。取引完了後、カールスバーグ香港と関連企業(yè)、カールスバーグ重慶有限公司が保有する株式は合計で29．71％に達(dá)し、実質(zhì)的な筆頭株主となる。2003年、重慶市國有資産監(jiān)督管理委員會は「外資の保有株は25％を超えてはならない」との基準(zhǔn)を設(shè)けたが、そのラインをも上回るものとなる。

今回の譲渡で中國西南地區(qū)ビール市場は外資に制圧されることとなった。重慶市以外の西南地區(qū)でシェアを持つ華潤雪花?！竾bビール王」と呼ばれているが、実質(zhì)は香港の華潤と米ミラーの合弁會社だ。華潤雪花も重慶ビール株取得を目指していたが、外資同士の爭いだった。

昨年、青島ビールの第2位株主である世界最大のビール企業(yè)「アンハイザー?ブッシュ?インベブ」は青島ビール株19．9％をアサヒビールに譲渡すると発表した。アサヒビールはさらに3．9％を買い足せば、青島ビールの支配権を手にする?！竿赓Yが中國企業(yè)を支配する。民族ブランドは存亡の危機(jī)に瀕している」と世論は沸騰。業(yè)界関係者は「外資は株主として參加するだけであり、外資が業(yè)界を支配することはない」と説明していたが、重慶ビール株の譲渡は実際には外資の支配が進(jìn)んでいることを示している。

資本市場のゲームルールは弱肉強(qiáng)食だが、政策的に外資の保有比率が制限されていること自體が、マーケットですべての問題が解決できないことを示している。外資は長年にわたり中國ビール市場を狙ってきた。もし重慶ビールを既成事実として、外資保有比率規(guī)制が形骸化してしまえば、大変な結(jié)末が待っているだろう。（翻訳?編集/KT）