Record China 2010年6月22日(火) 13時11分
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中國で売っているぬいぐるみはやたらに大きい。これは、「贈り物は大きいほどよい」と考える中國人の価値観と関係あるようだ。中國人にとって、贈り物とは“自己アピール”の手段でもある。
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中國の學(xué)生街などをふらついていると、安食堂や本屋に混じって、ぬいぐるみを売っている店をよく見かける。そのぬいぐるみは、たいてい大きい。30cmぐらいのものを主流として、1m以上あるものもある。小さな子供に贈るのなら大きなぬいぐるみでも構(gòu)わないだろうが、この場合ターゲットは20歳前後の若い女性である。確かに日本人の若い女性だってぬいぐるみが好きな人はいるが、あまり大きい物は“邪魔”と好まれない。
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実はこのぬいぐるみたち、購入するのは若い男性が多い。彼らは、好きな女の子や彼女に「これを僕だと思ってね!」というコメントつきで、大きなぬいぐるみを贈るらしい。相手がそれをどう思うか?という點には構(gòu)わず、自分の存在をアピールするための道具として、ぬいぐるみは贈られるのである。
だから、中國人は贈りものに「消え物」を選ぶことはあまり無い。いずれ無くなってしまう物では自分の存在をアピールできないため、贈った意味が無いからだ。だからなるべく大きくて、形に殘るものを選ぶ。また、たとえ消え物であっても、日本で好まれるような “持ち運びやすい”程度のコンパクトなサイズだと、「あんたはその程度の存在」と暗に言っているようなものなのなので、できるかぎり大きい方がいい。
中國に出張して、訪問先で妙に大きな贈りものを貰ってしまい、ありがた迷惑に感じる日本人は多いと思うが、それは中國的に解釈すると「あなたは大事なお客様なので立派なものを贈っているのです」ということだ。スーツケースに入らないので、結(jié)局捨てていく人もたくさんいる?!袱长欷悉いい扦埂3证盲茙ⅳ毪韦诵澳Г扦埂工?、何度も受け取らずに置いて帰っても、中國人は懲りずに毎回同じようなものを贈る。彼らに言わせれば、「あなたの気持ちをわかっていないわけではない、しかし小さな贈りものでは、こちらの面子(めんつ)が立たない」ということらしい。贈り物をするにも、面子が何より大事ということのようです。(八木幸代/25歳/中國在住7年/自由業(yè))
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