2010年6月20日、中國(guó)國(guó)営新華社通信は、中央アジア?キルギスの民族衝突により中國(guó)國(guó)境付近の安全が脅かされていると報(bào)じた。

【その他の寫(xiě)真】

同國(guó)の保健省は17日までに騒亂による死者は少なくとも191人、負(fù)傷者は約2000人に上ると発表。だが、18日に南部の主要都市?オシを視察したオトゥンバエワ暫定大統(tǒng)領(lǐng)は、「農(nóng)村部の正確な死傷者數(shù)を把握するのは困難。暫定政府が発表した數(shù)字は実情をはるかに下回っていると思われる」と述べた上で、「実際はこの10倍に達(dá)する」との見(jiàn)方を示した。

國(guó)連難民高等弁務(wù)官事務(wù)所（UNHCR）は18日、支援が必要な人の數(shù)は最終的に100萬(wàn)人に達(dá)するとの見(jiàn)解を発表した。今のところ、ウズベキスタンに避難した住民は10萬(wàn)人、同國(guó)內(nèi)の避難民は30萬(wàn)人に上っている。

記事によれば、騒亂があった同國(guó)南部のオシやジャララバードは「中央アジアの火薬庫(kù)」と呼ばれるフェルガナ盆地に位置しており、古くからテロ主義、過(guò)激主義、分裂主義がうずめく地帯とされてきた。中國(guó)と中央アジア各國(guó)の計(jì)6か國(guó)で組織する上海協(xié)力機(jī)構(gòu)の働きかけで一旦は下火になったものの、再び振り出しに戻った形だと記事は解説した。

今回の騒亂について、中國(guó)共産黨機(jī)関紙?人民日?qǐng)?bào)の記者、尹樹(shù)広（イン?シューグアン）氏は「キルギスの『アフガン化』は中國(guó)西北部の治安を大きく脅かすことになる」との懸念を示し、中國(guó)社會(huì)科學(xué)院も「キルギスは中國(guó)の隣國(guó)で、中央アジアから中國(guó)にエネルギーを運(yùn)び込むための大事な中継地點(diǎn)だ。同國(guó)の政情不安は中國(guó)と中央アジアの貿(mào)易に直接的な影響を及ぼすことになる」と指摘した。（翻訳?編集/NN）