2010年6月22日、中國(guó)青年報(bào)は、復(fù)旦大學(xué)の楊玉良（ヤン?ユーリャン）校長(zhǎng)のインタビュー記事を掲載した。中國(guó)では大學(xué)改革が聲高に叫ばれ、世界の一流を目指すという勇ましい言葉が唱えられているが、むしろそうした改革はマイナスだと楊校長(zhǎng)は見(jiàn)ており、功利と流行を追い求めるあまり精神的な虛脫に陥っていると厳しく批判した。以下はその抄訳。

【その他の寫真】

楊校長(zhǎng)は直接的な利益ばかりを追い求めていることが中國(guó)の大學(xué)の問(wèn)題點(diǎn)だと考えている。試験に合格しさえすれば、就職できさえすればいいと考えている教員、學(xué)生が多い。専門を選ぶのも興味からではなく、金を稼げるか、出世できるかを考えてのもの。研究者は論文の評(píng)価とプロジェクトをクリアすることに奔走し、學(xué)問(wèn)的な出発點(diǎn)を忘れている。もし大學(xué)まで汚職にまみれ、性の取引が橫行しているのならば、社會(huì)の信頼も得られないと楊校長(zhǎng)は話した。

虛脫から抜け出し、精神を養(yǎng)うためには、伝統(tǒng)を築き正しい姿に回帰することが必要だという。具體的には、現(xiàn)在流行する個(gè)々の研究者や大學(xué)を?qū)澫螭趣筏慷吭u(píng)価をやめなけれえばならないと提言した。かつて米ハーバード大學(xué)のロールズ教授は主著『正義論』を完成させることに沒(méi)頭、15年もの間、一切の論文を発表しなかった。それでも授業(yè)には真剣に取り組み、學(xué)生たちも尊敬していた。サイテーションインデックス（SCI、被引用數(shù)によって論文の評(píng)価を決定するシステム）を利用し、個(gè)々の論文を點(diǎn)數(shù)で評(píng)価するシステムで、偉大な研究者を育てることができるだろうかと疑問(wèn)を投げかけ、復(fù)旦大學(xué)では海外の研究者に學(xué)部評(píng)価を委託するなど新たな方法を試していると明かした。（翻訳?編集/KT）