2010年6月25日、中國でこのほど「中國人材青書（2010）」が発表された。中國で大學を卒業(yè)しても安定した職に就けず、劣悪な環(huán)境で共同生活を続ける「蟻族」は、北京だけでも少なくとも10萬人以上、上海、広州、南京などその他の大都市を合わせると全國に100萬人以上存在することが分かった。広州日報が伝えた。

【その他の寫真】

蟻族には「大卒（高學歴）」「低収入」「共同生活」という3つの特徴がある。調(diào)査によると、蟻族は大學卒業(yè)後5年以內(nèi)の22?29歳を中心に構成され、一般にルームシェアをしており、1人當たりの月平均家賃負擔額は377元（約5000円）、平均専有面積は10平方メートル未満。交通の便がよく物価が比較的安い都市部と農(nóng)村部の境界部分や都市の中の農(nóng)村と稱される「城中村」に住んでいる者が多く、「共同生活村」が形成されている。しかし、居住條件は悪く、下層の生活?経済圏となっている。

蟻族の急増は、大卒生の多くが都市部での就職を希望して大都市に殘るものの、実際には就職口の數(shù)が追いついていないことが原因の一つとみられている。蟻族問題の解決策として、青書は「中小線級の都市の発展を促進し、大都市との格差を縮め、大卒生の分散化を図る必要がある」と指摘している。（翻訳?編集/HA）