2010年6月24日、世紀(jì)経済報(bào)道は記事「ネスレが今年2回目の値上げ＝外資企業(yè)は中國(guó)粉ミルクの価格決定権を奪った」を掲載した。

【その他の寫(xiě)真】

先日、スイスの食品飲料大手ネスレは中國(guó)市場(chǎng)向け粉ミルク、牛乳を8月1日より値上げすると発表した。ネスレの値上げは今年2回目。主要製品である乳児用粉ミルクの値段は據(jù)え置くというが、今回の値上げで消費(fèi)者の反応を見(jiàn)て、いずれ値上げするともみられている。

2008年のメラミン汚染粉ミルク事件を受け、今では乳児用高級(jí)粉ミルク市場(chǎng)に占める外資のシェアは70％にまで高まった。今年4月、5月には外資系各社が一斉に5?10％の値上げを敢行したばかりだが、業(yè)界リーダーであるネスレの動(dòng)きは他ブランドに波及し、更なる値上げを招くとの見(jiàn)方もある。

原料乳価格がこの1年で30％以上も高騰したことが値上げの理由だとネスレはコメントしている。しかしネスレの中國(guó)における原料乳買(mǎi)い入れ価格は他社よりも低く、また輸入製品のコストにいたっては逆に低下しているという。

メラミン汚染粉ミルク事件以來(lái)、外資系メーカーは値上げを繰り返し、累積で30?50％も高くなっている。なぜこれほど頻繁に値上げをするのか。実はスーパーなど販売店に支払う費(fèi)用が高騰していることが背景にある。スーパーでの販促費(fèi)用、入場(chǎng)費(fèi)（自社製品を販売してもらう代わりに支払う費(fèi)用）、管理費(fèi)、広告費(fèi)などのコストは製品価格の20％に相當(dāng)すると伝えられている。北京商業(yè)連合會(huì)の姚文華（ヤオ?ウェンホア）理事によると、こうした費(fèi)用はさらに高まっているという。メーカーも価格に転嫁せざるをえず、コストは最終的に消費(fèi)者が負(fù)擔(dān)させられている。（翻訳?編集/KT）