2018年の中國周辺外交の「初披露」として、李克強(qiáng)（リー?カーチアン）首相は1月10、11両日にカンボジア?プノンペンで第2回瀾滄江?メコン川協(xié)力首脳會(huì)議に出席し、同國を公式訪問する。中國新聞社が伝えた。

胡乾文?元駐カンボジア中國大使は「1958年に中國とカンボジアは正式に國交を樹立し、両國関係の新たな章を開いた。それから60年間にわたり、両國の歴代指導(dǎo)者は緊密な交流を重ね、確かな友情を築いてきた。李総理が新年早々カンボジアを訪問する。これは両國の伝統(tǒng)的友好を固め、包括的?戦略的協(xié)力を推進(jìn)するうえで特殊な意義を持つ」と指摘。

「1つには、國交樹立60周年という歴史的節(jié)目において、両國の上の代の指導(dǎo)者が共に築き、入念に育んできた両國の友情の『初心』を再び新たにする必要がある。もう1つには、両國関係が包括的?安定的発展の新たな時(shí)期にある中、將來の関係発展のために新たなビジョンを描く必要がある」と語る。

熊波?駐カンボジア中國大使は「現(xiàn)在、中國は小康社會(huì)（ややゆとりのある社會(huì)）の全面的完成の最終局面にあり、カンボジアは『2015?2025工業(yè)発展計(jì)畫』推進(jìn)の正念場(chǎng)にある。両國経済は相互補(bǔ)完性が高く、発展戦略は高度に符合する」と指摘する。

中國の「一帯一路」（The Belt and Road）イニシアティブが4年余りで、農(nóng)業(yè)?エネルギー?交通分野においてカンボジアの「四角戦略」と効率的な連攜を?qū)g現(xiàn)し、両國経済の相互補(bǔ)完の潛在エネルギーの発揮を後押ししてきたことに外部は注目する。

統(tǒng)計(jì)によると、2017年10月までに中國の対カンボジア投資は累計(jì)125億7000萬ドルに達(dá)し、同國の外資導(dǎo)入総額の36．4％を占める。中國はカンボジアにとって最大の投資元國だ。中國はカンボジアにとって最大の貿(mào)易相手國、最大の観光客出身國でもあり、カンボジアに62萬人の直接雇用を創(chuàng)出した。

中國の孔鉉佑（コン?シュエンヨウ）外交副部長（外務(wù)次官）は以前メディアに「李首相のカンボジア訪問期間、雙方は発展戦略の連攜加速及びインフラ?科學(xué)技術(shù)?農(nóng)業(yè)?観光分野の協(xié)力推進(jìn)について、新たな重要な合意に達(dá)し、協(xié)力文書複數(shù)に署名する見通しだ」と明かした。

習(xí)近平（シー?ジンピン）中共中央総書記（國家主席）は昨年12月1日、フン?セン?カンボジア人民黨議長（同國首相）と人民大會(huì)堂で會(huì)談した際、「堅(jiān)固で揺るぎない中國カンボジア運(yùn)命共同體を手を攜えて築く」との理念を強(qiáng)調(diào)した。

外交學(xué)院アジア研究所の郭延軍所長によると、「堅(jiān)固で揺るぎない中國カンボジア運(yùn)命共同體を手を攜えて築く」ことは、中國カンボジア関係を戦略的?長期的観點(diǎn)から把握するもので、両國関係の將來に対する新世代の中國最高指導(dǎo)者の大きな期待を示しており、周辺諸國の団結(jié)?協(xié)力という近景と未來を描き出している。

郭氏は、第19回中國共産黨大會(huì)閉幕後、習(xí)主席が初の公式訪問先にベトナムとラオスを選び、新時(shí)代の中國の特色ある周辺外交のオープニングを飾ったことに注目する。

「2018年初の周辺外交活動(dòng)でも中國は重心を『肝膽相照らす真の友人』の側(cè)に置いた。中國が周辺外交をどれほど重視しているのかがわかる」。

専門家は、中國と周辺は戦略面で頼り合っており、周辺の安定と繁栄は中國の発展に寄與し、中國の発展も周辺の平和と繁栄を力強(qiáng)く促進(jìn)してきたと指摘する。新時(shí)代の中國の特色ある大國外交の総目標(biāo)は人類運(yùn)命共同體の構(gòu)築推進(jìn)であり、これは周辺から始まる。

「李首相の今回の訪問は、新時(shí)代の中國カンボジア関係の発展に新しい強(qiáng)大な原動(dòng)力を注ぐに違いないと予想される。さらに深い視點(diǎn)から見ると、『新時(shí)代』に入った中國は引き続き責(zé)任ある大國としての役割を発揮し、グローバル?ガバナンス體制の改革と構(gòu)築に積極的に関與し、中國の知恵と力を貢獻(xiàn)し続ける」と郭氏は指摘する。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/NA）