2010年6月27日、「中國の製造業(yè)に賃上げブームがやって來る」と題した記事が、中國のブログサイト?新浪博客に掲載された。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

臺灣の富士康（フォックスコン）やホンダが従業(yè)員の賃上げ要求に応じた。だが、これをきっかけとした賃上げブームは起こらないとする見方が一般的だ。なぜなら、それにより企業(yè)の競爭力が下がるのは目に見えているからだ。しかし、筆者は中國の製造業(yè)には賃上げブームがやって來ると推測する。

その理由はまず、慢性的な人手不足に陥っていること。企業(yè)は人件費をギリギリまで抑えたいため、作業(yè)員の給與水準(zhǔn)は現(xiàn)地の最低賃金とほぼ変わらない。だが、仕事はかなりきついので、これに労働者が尻ごみするようになって來ているのだ。出稼ぎ農(nóng)民も以前は衣食足りるだけで十分だったが、今は違う。余暇を楽しむだけのゆとりがなければ、不満に思うようになっている。

それに、各地の物価上昇も激しく、生活は楽ではない。従業(yè)員はより條件の良い職場を求め、どんどん転職していく。こうなっては、人手不足にあえぐ企業(yè)は賃上げを考えざるを得ないだろう。そして、富士康やホンダが大幅に賃上げしたことで、企業(yè)にはまだ賃上げの余地があると思われてしまった。そのため、他の製造業(yè)の経営者も同様の賃上げを迫られるようになることは間違いないだろう。（翻訳?編集/NN）